3:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/24(火) 00:12:17.05 ID:PlZnB2b/0
〜第一話〜
「はぁ」
少年、上条当麻の七月二十日第一声はため息だった。
昨日落雷が『落ちたらしく』電子機器は八割程がオシャカ。
クーラーをつけることも出来なかった学生寮の部屋は熱気が支配し、うだるような暑さである。
さらには、冷蔵庫の中身は全滅、キャッシュカードは踏み砕き、担任から補習の知らせと言う名のラブコール。
上条の『不幸』は今日も平常運転であった。
「こういう不幸じゃなきゃ振り払えるんだけどなぁ」
涙目で一人愚痴ってみるが、答えてくれたのはどこからか聞こえてきた野良猫の鳴き声だけであった。
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