356:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/15(日) 23:27:30.71 ID:5OTETL5o0
――、その頃。
白いシスターがとある男子寮から飛び出していった。
「ふふ、久しいな禁書目録。変わらぬ君の姿が美しい」
357:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/15(日) 23:28:09.75 ID:5OTETL5o0
ステイルは、すぐにどこかへと行ってしまった。
仕方なしに上条は姫神の元へと戻っていった。
目の前の少女はここでしか出来ない目的のためにいると言う。
アウレオルス=イザードがいなければ出来ない事を。
358:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/15(日) 23:29:33.15 ID:5OTETL5o0
「いいから、出るぞ」
「ダメ。アウレオルスは言った。助けたい人がいるって」
「一人では出来ないと。彼らの協力が必要だって言った。だから私は約束した」
「私はアウレオルスを助けるために。殺すためじゃなくて助けるために」
359:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/15(日) 23:30:19.64 ID:5OTETL5o0
「姫神の血は私にとっても重要なモノだ。回収しにきた次第」
距離2m。
上条にとっては無い距離だ。
ナイフを眼前に構え腰を落とす。
360:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/15(日) 23:30:49.02 ID:5OTETL5o0
「全部だくそったれ!」
ナイフを足下へと突き刺す。
上条の体は、とたんに爆発的なエネルギーを得る。
そのエネルギーは上条を弾かせる。
361:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/15(日) 23:31:23.85 ID:5OTETL5o0
「後がつかえている。懸念すべきは侵入者より、禁書目録の扱いか」
姫神がアウレオルスに何かを問いかける。
それを無視し、彼は鍼を首筋へと突き立てた。
362:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/15(日) 23:32:39.42 ID:5OTETL5o0
〜第四話〜
「あん?」
辺りは夜になっていた。
363:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/15(日) 23:33:15.21 ID:5OTETL5o0
「第一の御使い、その手に持つ滅びの管楽器の音をここに再現せよ!」
声が唐突に聞こえた。
上条が見たのは、巨大な紅蓮の槍がビルの屋上から地下までを貫いた瞬間。
364:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/15(日) 23:33:45.94 ID:5OTETL5o0
上条は三沢塾内へと走った。
そこには、
「死んだはずじゃ」
365:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/15(日) 23:34:12.28 ID:5OTETL5o0
「おい、ステイル」
「何だい?」
「コッチこい」
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