42:土蜘蛛
2013/09/30(月) 19:13:16.57 ID:avEOnP7D0
はい。はい……。
また、22時頃きます。
とりあえずここまでで許してください。
43:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:29:02.22 ID:avEOnP7D0
「で、何で上条ちゃんは女の子連れなのですかー?」
上条のクラスの担任である見た目幼女の大人、月詠 小萌が上条に尋ねた。
「こ、これはですね。 マリアナ海峡よりもふかーい理由がありまして……」
44:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:30:10.87 ID:avEOnP7D0
「ねぇ、とうま。 なんでこんな小さい子がここにいるの?」
インデックスの純粋な疑問が小萌に突き刺さる。
「む! 私は小さい子ではないのです! 立派な教師なのですよー!」
45:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:30:39.43 ID:avEOnP7D0
上条はインデックスの手を引いて廊下へと出て行った。
そんな二人を後ろから見ていたのは、
「あ、上条ちゃん待つのですよー」
46:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:31:47.75 ID:avEOnP7D0
「大人しくしてろって言ったよな! インデックス!」
上条は廊下に階段の踊り場まで行くと言い聞かせるようにインデックスの肩を掴んだ。
「あ」
47:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:32:34.31 ID:avEOnP7D0
「あれ?」
幻想殺しはoffにはしていない。
そもそもoffにしている間は脳に負荷がかかるから気づかないなんてことは無い。
48:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:33:01.24 ID:avEOnP7D0
はらり。
49:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:34:01.68 ID:avEOnP7D0
完璧に計算しつくされた刺繍や縫い方は魔術的な意味合いを ”殺され” 、それにより法王級の結界としての防御力も ”殺しつくされた” 。
そして、あたかもプレゼントのヒモをほどくかのように白い修道服がただの布地となり落ちていった。
高等学校の階段の踊り場。
そんな公共の場でインデックスは完全無欠に素っ裸で凍り付いた。
50:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:34:54.04 ID:avEOnP7D0
痛い。空気が重い。
保健室で歯形をつけた上条はそう感じていた。
どうやら、インデックスという少女は怒ると人に噛み付く癖があるらしい。
保健室にあるベッドのカーテンの向こう側にはインデックスがチクチクと安全ピンでバラバラになった修道服の修復を行っているだろう。(無駄だと思うが)
51:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:36:06.55 ID:avEOnP7D0
「……あのさ」
「……なに?」
ようやく聞こえた返答を聞くなり、上条は人間離れした身体能力を使ってコンマで土下座を完成させる。
52:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:37:11.51 ID:avEOnP7D0
「できた」
落ち着きを取り戻した保健室に鼻声のインデックスの声が響いた。
カーテンの中からでてきたインデックスが着ていたのは、なんとか形を取り戻した白の修道服であった。
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