50:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:34:54.04 ID:avEOnP7D0
痛い。空気が重い。
保健室で歯形をつけた上条はそう感じていた。
どうやら、インデックスという少女は怒ると人に噛み付く癖があるらしい。
保健室にあるベッドのカーテンの向こう側にはインデックスがチクチクと安全ピンでバラバラになった修道服の修復を行っているだろう。(無駄だと思うが)
51:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:36:06.55 ID:avEOnP7D0
「……あのさ」
「……なに?」
ようやく聞こえた返答を聞くなり、上条は人間離れした身体能力を使ってコンマで土下座を完成させる。
52:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:37:11.51 ID:avEOnP7D0
「できた」
落ち着きを取り戻した保健室に鼻声のインデックスの声が響いた。
カーテンの中からでてきたインデックスが着ていたのは、なんとか形を取り戻した白の修道服であった。
53:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:37:49.01 ID:avEOnP7D0
ずーんとした雰囲気をまとわせたインデックスに声をかけると、
「帰る」
といった言葉が返ってきた。
54:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 22:38:34.56 ID:avEOnP7D0
このことを、後に上条は後悔する。
このとき、上条は失念していたのだ。
少女が魔術師に追われているということを。
55:土蜘蛛
2013/09/30(月) 22:39:38.84 ID:avEOnP7D0
ご飯食べて、お風呂入ってまたきます。
とりあえずのage
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/30(月) 22:40:09.58 ID:QLeuc07io
おつかれさまです
57:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:40:28.10 ID:avEOnP7D0
〜第三話〜
夏休みの補習とか言っときながらしっかりと完全下校時刻まで拘束された。
あのあと、勝手に抜け出した罰まで受けて上条はすでにクタクタだ。
58:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:41:34.18 ID:avEOnP7D0
「あっ、いたいたこの野郎。って、無視すんな!」
「ったく、帰ったら謝んないとなちゃんと」
「無視すんなって言ってんでしょうが、ゴラァァァァァァァァ!!」
59:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:42:13.72 ID:avEOnP7D0
が、これがまずかったらしい。
「ざけんな!」
再び飛んできた電撃の槍をこれまた再び消しながらぼやく。
60:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:42:45.10 ID:avEOnP7D0
思い出した。
インデックスは追われていたのだ。
なのに、何で一人で返した!
狙ってくださいって言ってるようなもんじゃねぇか!
いや、まて。
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