75:土蜘蛛[saga]
2013/09/30(月) 23:58:35.11 ID:avEOnP7D0
炎の巨人を上条は睨みつける。
インデックスが何故か妙に冷静な声でこの巨人が外部のルート、魔術回路らしきもので魔力を供給されていることを教えてくれた。
殺せると判断したため、巨人の線が見えてくる。
だが、上条が探しているのは線ではない。
その線を束ねているように見える、『点』
「灰は灰に、塵は塵に、」
「吸血殺しの紅十字――!」
炎の巨人と炎剣が二本、上条に迫る。
――視えた
ず、と上条の突き出した短刀が巨人の首辺りをとらえる。
ボンッ
すると巨人は弾けるように姿を消した。
「い、いのけんてぃうす?……イノケンティウス!」
気がそれたのか炎剣が消える。
あってもなくても同じだが好都合だ。
上条は再び嗤う。
「はははっ」
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