過去ログ - 黒髪少女「青空真下のカフェテラス」
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1: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 00:52:15.66 ID:RYcfgPSi0
見渡す限りの大自然
生い茂る緑の草原
遠くに見えるは壮大な山々
果てしなく澄んだ青空の真下
正体を隠す少女のお店
今日はお客が来るか来ないか……
黒髪少女「今日も客なし、平和な日々ですね」
金髪少女「カフェなのにお客さんがいないのは一体……」
眼帯少女「……いつもの事」
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 00:53:58.63 ID:RYcfgPSi0
過去作一部
勇者「定食屋はじめました」
ex14.vip2ch.com
3: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 00:55:15.70 ID:RYcfgPSi0
先に失礼します
ある理由でSSと小説がグッチャグチャになっているのであしからず
4: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 00:55:57.42 ID:RYcfgPSi0
黒髪少女「客と言えば、たまに来る色ボケジジイか……」
金髪少女「私の愛しい彼か……」
眼帯少女「……迷い人か……でも、一応私もお客」
5: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 00:56:28.22 ID:RYcfgPSi0
黒髪少女「ま、印税生活でお金には困ってないですし」
金髪少女「1000年以上前の英雄が、よくもまぁ未だに印税で生活出来るものだな」
黒髪少女「生きている以上は教科書に載るだけでガッポリ貰えますので」
6: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 00:57:19.34 ID:RYcfgPSi0
黒髪少女「それはともかく」
黒髪少女「今日はせっかく二人の友人が私のお店に来ているということで、私の昔話でもさせていただきましょうか」
金髪少女「お前の幼少期の話なら聞かないぞ。知ってるからな」
7: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 00:58:39.01 ID:RYcfgPSi0
黒髪少女「まぁ、せっかくコーヒーを用意させていただきましたので、召し上がってくださいな」
コトッ
眼帯少女「……ありがとう」
8: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 00:59:55.13 ID:RYcfgPSi0
人の住む場所ではない
しかし魔物の姿もない
9: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:01:30.04 ID:RYcfgPSi0
男は名を上げる為に旅を始めた
暴漢あらば立ち向かい、魔物あらば剣を振い
そんな事を想像して旅立った
10: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:03:32.85 ID:RYcfgPSi0
ところがどうだ
辺りは見渡す限りの草原、山、青空
確かに森に入ったはず
11: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:05:05.75 ID:RYcfgPSi0
目の前には「cafe」と書かれた木の看板
木で作られた質素な建造物は確かにそう見える
広がる大地にポツンと建てられたソレに男は戸惑う
12: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:06:55.08 ID:RYcfgPSi0
透き通った声で迎え出たのは一人の可愛い少女だった
身の丈は男と同じくらい
背中まで伸びたその黒髪はとても美しい
13: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:10:49.79 ID:RYcfgPSi0
そんな男の姿に見かねた少女はパチンッと指を鳴らす
すると、鞘ごと剣は宙を舞い、少女の手元へ落ちていた
14: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:13:08.14 ID:RYcfgPSi0
「まずは当店のルールです。これくらいは守ってくださいね」
そう告げると、少女は男に店のメニューと共に注意書きの書かれた紙を差し出した
15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:15:44.62 ID:RYcfgPSi0
いつまでもいじけているワケにもいかず、男は状況の整理を始める
いくら見た目は少女でも、見せつけられた力の差、そして魔物だということを忘れてはいけない
警戒心を保ったまま辺りを見渡す
16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:17:14.55 ID:RYcfgPSi0
しかし、サンプルの写真には目を引くようなゲテモノ料理はない
とはいえ安心も出来ない
相手は魔物、この写真のスープだって人間の体液から作られたかもしれない
17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:18:29.72 ID:RYcfgPSi0
ヒラリ
と、メニューと一緒に持っていた紙がテーブルの上に落ちる
18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:22:42.48 ID:RYcfgPSi0
当店で守っていただきたい事
1、武器の持ち込み禁止:お持ちの場合は店外のお預かりボックスへ
19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:25:12.05 ID:RYcfgPSi0
「お待たせいたしました、ご注文をどうぞ」
少女は笑顔を崩さず催促する
20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:28:49.45 ID:RYcfgPSi0
本当ならこのまま逃げ出せばいいのだが
剣を取られていること、力の差を見せつけられていることでそんな気はとうに失せていた
本当に少女が自分の知りうる魔物ならば、とっくに食われているハズなのだから大丈夫
21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:30:43.58 ID:RYcfgPSi0
「お冷をお持ちしました」
どうぞ、と少女がテーブルの上にコップに水と……
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