過去ログ - 黒髪少女「青空真下のカフェテラス」
↓ 1- 覧 板 20
31: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:52:32.47 ID:RYcfgPSi0
「ご来店ありがとうございました、またのおこしを」
「意図的に来れたらまた来るよ」
32: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:54:17.12 ID:RYcfgPSi0
「あ、あと最後に。聞いてなかった質問があったんだけど」
男は思い出したかのように聞く
33: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:57:51.88 ID:RYcfgPSi0
――――――
―――
―
黒髪少女「どうですか?純真無垢な私の日常の物語、楽しんでいただけましたか?」
34: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 02:00:53.31 ID:RYcfgPSi0
黒髪少女「コーヒーを飲みながら、風を感じて聞く語りもオツなものでしょう」
金髪少女「その後、その男はこの店には現れたのか?」
黒髪少女「彼はその後店には来ていませんよ。招き入れる気もありませんので」
35: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 02:04:08.32 ID:RYcfgPSi0
黒髪少女「自己保管で迷いを無くした人間はあまり観察していても面白くないですし」
金髪少女「出たよ性悪女め」
黒髪少女「趣味が人間観察なだけです」
36: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 02:07:31.39 ID:RYcfgPSi0
黒髪少女「どうやら綺麗なお嫁さんを貰って農家で暮らしているみたいですよ」
眼帯少女「……あ、平凡だ」
金髪少女「人の人生なんてそんなものですね。私たちは人間ではないのでもっと違う生き方をしますが」
37: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 02:09:56.84 ID:RYcfgPSi0
カフェから出た後、男は果敢に森の魔物と戦い片腕を失った
自分の信じてきたものや努力は決して実るという訳ではなかった
男は勇者になる事を諦め実家に帰る事になる
38: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 02:12:57.07 ID:RYcfgPSi0
黒髪少女「果たしてこれは幸せと言えるのでしょうか?」
黒髪少女「自分の夢を打ち砕かれ、腕を失い、お嫁さんを貰い過去から目を背けて……」
黒髪少女「手に入れたのが平凡な人生」
39: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 02:15:53.67 ID:RYcfgPSi0
黒髪少女「人間は、醜く足掻いているからこそ美しい」
黒髪少女「平凡なんて真っ平ごめんです。必死でもがいて迷って見つけて」
黒髪少女「苦しんで挫折して絶望して」
40: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 02:18:28.39 ID:RYcfgPSi0
黒髪少女「……お分かりいただけました?」
金髪少女「お前の性根が腐っているのを再確認した」
眼帯少女「……でも、テリアは優しいから。ホントは心配になってその男の人の事調べたんだよね?」
41: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 02:22:02.41 ID:RYcfgPSi0
金髪少女「あと、ちょっと今の話の内容で質問が二つほどあるんだけれど」
眼帯少女「……奇遇、私も」
黒髪少女「聞かれるだろうとは思っていましたけれど、一応聞き返します。なんでしょうか?」
60Res/25.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。