過去ログ - 黒子「おまじない……?」#3.5
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131: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2014/01/12(日) 23:15:25.68 ID:JnPxx0d/0
突然、足元から物音がした。
思わずその場に立ち止まって、立ち竦んでしまう初春。
恐る恐る、音のした足元に目を向ける。
刻命「どうした?ああ、これか……」
いつの間にか、同行者も歩くのを止めていた。
ゆっくりと振り返り、背後で怯える初春に穏やかな視線を向けだした。
彼女がそうなっている原因――音の正体に気づいたのか、視線を足元へと移動させる。
そこには――古びた懐中電灯が転がっていた。
弱弱しい光をあさっての方向に放っている。
刻命「途中で拾ったんだ。一応役に立つかもしれないと思って持ってはいたんだが」
初春「…………」
刻命「ん? それがどうかしたのか? もっとも電池が弱ってあまり照らせないがな」
そんなもの放っておけとでも言いたげな刻命をよそに、しゃがみこんで懐中電灯を拾いあげる。
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