過去ログ - 黒子「おまじない……?」#3.5
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42: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2013/10/07(月) 23:03:49.75 ID:zEiZIA6D0
初春「はぁ……うっ……」
でも、やるしかない。
この体勢のままいても、力尽きて――真下への空間へと落下するのは、もはや時間の問題。
無我夢中で息を荒げながら、左手を桟に向けて伸ばす。
初春「あ……あと……もう少し……」
指先から桟まであと1cmいくか、いかないかのところまで何とか左腕を伸ばす。
しかし、それ以上は1mmたりとも距離が縮まらない。
全身をやや上方へと押し上げないと、到底無理な状態だった。
体力の無い初春にとって、この動作はあまりにも酷といえる。
しかし、そんなことも言ってられない。
じんじんと痛む右腕に鞭打ちながら、少しづつ曲げだした。
後頭部の傷による痛みも重なり、今に力が抜けてもおかしく無い。
全てを押さえ込みながら、全神経を右腕に集中させた。
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