過去ログ - 黒子「おまじない……?」#3.5
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6: ◆IsBQ15PVtg[sage]
2013/09/24(火) 22:51:31.81 ID:f3ZWJOpO0
強烈な揺れが、二人のいる小部屋を襲う。
窓や壁が時折不気味な軋みをせわしなく上げて。
天井からは砂埃が舞い降りて。
腐った床は、不気味な悲鳴を立てながら所々で崩れだして。
黒崎「うわっ!!」
揺れに足元をすくわれてしまう。
バランスを崩して、後方へと倒れ掛かる形になった。
右腕を掴んだままの初春の体も、そのまま巻き込んで。
初春「……ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
倒れ掛かりながらも、無表情のままで、ただ謝罪の言葉をつぶやく。
自身の体が揺れでふらつこうが、黒崎の体に覆いかぶさるように倒れようが。
そのために黒崎が背後の壁に頭を強く打ち付けて、ぐったりしようが。
焦点の定まらない虚ろな彼女の瞳には――黒崎の姿は映っていなく。
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