過去ログ - 姉「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」
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2013/09/25(水) 23:12:08.27 ID:GwyvT+1PO
弟「なんだ……それ？」
姉「ツバメやスズメの様な小さな鳥にはオオトリやクグイの様な大きな鳥の志は理解出来ない、という意味だ」
弟「ふぅん……」
姉「……私は自分が鴻鵠だとは思っている訳ではないが……」
姉「きっと私の想う事は誰にも理解される事は無い」
弟「……」
姉「いつか時間に流されて、取り残されて。朽ち果てていくのだろう」
姉「けれど……この想いを捨てる事は出来ない。この想いは……私の生きる意味だから」
弟「……誰かに理解されるかされないかなんて、話してみなきゃわからないんじゃないか？」
姉「……そうだな。そうかもしれない。だけど……怖いんだ」
弟「……姉ちゃんにも怖い物があるのか」
姉「私だって人間だ。怖い物の一つや二つあるさ」
姉「均衡が、平穏が、たった一言で崩れ去ってしまうのが怖い」
姉「今はまだいい。いつか、その時が来たらお前には……鴻鵠であって欲しい」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/26(木) 08:01:13.99 ID:HVIxhWYLo
続けて
3: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2013/09/26(木) 22:04:02.08 ID:Y4Qvf396O
弟「……」
弟「随分…懐かしい夢だったな」
弟「……結局姉ちゃんは何が言いたかったんだろう」
4: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2013/09/26(木) 22:18:32.61 ID:Y4Qvf396O
姉「各地で起きた日本と言う名の国家に対する蜂起。それが黄巾の乱だ」
弟「そりゃあこの教育システムに反対する人間だって沢山いるはずだ」
姉「そうだな。そしてその人間達が一斉に立ち上がった訳だ」
5: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2013/09/26(木) 22:27:03.56 ID:Y4Qvf396O
黄巾兵2「あの女……あんなでっかい長刀を馬の上で振り回すなんて」
姉「この青龍偃月刀の一撃を受けて立ち上がる者はそうはいない……」
弟「……」
6: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2013/09/26(木) 22:37:33.45 ID:Y4Qvf396O
姉「……敵が後退し始めたな」
「よぉ、あんたがこの軍の指揮官か？」
姉「如何にも」
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