30: ◆XtjOmDyc46[saga]
2013/10/04(金) 01:15:11.99 ID:GEKLbES6o
「そうは言ってもなぁ」
先の金剛や時雨、他にも第6駆逐隊を中心になついてくれる子がいるのは分かっているが、一方で、会うたびに怖いことを言ってくるのもいたりする。
「俺はいつ大井に魚雷射ちこまれるかヒヤヒヤしてるよ」
「もしものときは北上が止めてくれるさ」
「ってことはあれか。北上を怒らせたら死ぬってことだな」
淹れてもらったカップを空にして、ふぅと息を吐く。
もそもそとクッキーを食べる時雨をこのまま愛でていたい気分だったが、仕事もまだ残っていた。
「さて、そろそろ仕事に戻るかな」
「あぁ、ごめんね。僕も手伝うよ」
「そうか。なら、そのポットに残ってる紅茶を飲み干してくれ」
まだ冷めてはないはずだ、と続け、提督はデスクへと向かう。
「いいの? 秘書艦として仕事してないけど」
「もうそんなにないしな。子供に手伝わせるようなことはないよ」
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