過去ログ - オティヌス「おにいちゃん、だいすき」フィアンマ「そうか」
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337: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/10/18(金) 23:01:18.56 ID:cDahDGl40

このままではどんな展開になったとしてもオティヌスを傷つけることになる。

既に読めている近い未来に焦りながら、フィアンマは彼女を説得しようとする。
しかし、状況が状況なので、彼自身にも動揺がある。
動揺している人間が、うまく人を説得出来るはずがない。

「既成事実を作ってでも、」
「…………待て。話せばわかる」
「もはや会話では解決出来ない」

彼女の指先が、彼自身へかかった。
扱いにはまったく慣れていないらしく、指先は震えている。
急所を握られている以上、フィアンマとしても暴れる訳にはいかない。

「……ん、」

知識だけはあるらしい。性魔術方面から学んだのだろうか。
彼女はそっと彼自身に口をつけ、舌を這わせる。
唾液に濡れた小さな舌が自身を刺激する感覚に、彼はぐっと唇を噛んだ。

「……何故だ…? 私の身体では、やはり力不足だと…?」

数十分程の愛撫の後、オティヌスは愕然とする。
自分は脱いでいるのに、一生懸命奉仕したのに、何の反応もない。

半勃ち位してくれてもいいのに。

じわじわと緑の瞳が潤む。
彼女は泣きそうになりがら彼を見上げた。
彼の方が余程、泣きそうな顔をしていた。


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