過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
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134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 12:31:56.97 ID:BZ+Z4xP90
パジャマパーティから三日が過ぎた。
相変わらずジオイドは毎日のように怪獣化して現れ、その度に蜘糸商会が人々を避難させてガチユリダーが怪獣を倒す。
そんなことを繰り返し、琴主交らパイロット達はこの日常に慣れ始めていた。
紙人形ジオイド『SPAAAAAAAAAAAAAAAAA』シュバババ
紙でできた人形のような薄っぺらい怪獣が、その鋭利な腕でリリーキャットに襲い掛かる。
琴主「まつり!!」ズバァァァ
交の操るリリーブレードが怪獣の腕を縦一閃に切り裂いた。
琴主「まつり、どうしたのさ!!」
正純『…あっ、す、すいません!!』ガション
リリーキャットは機銃を掃射して怪獣の腕に風穴を開けていく。
紙人形ジオイド『SPAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』ギュルン
怪獣は機銃によって空いた穴を再生させて、縦二本に裂かれた腕をリリーキャットの両翼に縛り付けた。
正純『きゃぁっ!!』ガクン
琴主「まつり!!」
その時、リリーキャットにP.A.U.R.司令室からの通信が入る。
そのモニターに映ったのは愛糸はじめ。
愛糸『お嬢様!!お疲れなら私が変わります、パイロットの交代を!!』
正純『くっ…いいです、私でも!!』
綾乃『ンなわけないでしょう!!強制交代よん』
綾乃の通信とともに、リリーキャットの胸部からP.A.U.R.司令室へと光線が照射される。
光線はあらゆる物体を突き抜けて、正確にはじめの胸の受信機へと突き立った。
次の瞬間、空間が逆転する感覚とともにはじめとまつりの体は入れ替わった。
リリーキャットが紫色に染まっていく。
愛糸『こんな…ものっ!!!!』ガシュン ヴオン
リリーキャットが変形して両腕を出し、追加装備のヒートナイフで怪獣の腕を切り裂いた。
琴主「はじめちゃん!!」
愛糸『ああ!!』
[AMD Ver0.32 Full drive complete]
[合体準備完了(済)]
琴主愛糸「「合っ体っ!!!!」」ギン
GYD(愛糸)『ガチユリダー…オーガススタイル!!』ガシィィィン
オーガススタイルに合体したガチユリダーは、ワイヤーくないを無数に放って怪獣にワイヤーを巻きつけていく。
紙人形ジオイド『SPAUUUUUUUUUU!!!!?』グシャグシャ
怪獣は紙のようにワイヤーに押しつぶされていき、ガチユリダーはそれを引っ張り込んでその巨大な両腕で怪獣をさらにグシャグシャにまとめていく。
そして紙玉と化した怪獣を両手で包むと、ガチユリダーはその両腕にヘーメラー因子の詩実体を充填していく。
愛糸「ゴブリンリリーブロウ!!」ジュウウゥゥゥゥ
紙人形ジオイド『SPAAAAAAAAAAaaaaa!!!!!!』
琴主「咲き…誇れえええ!!!!」
ボフン!!!!
ヘーメラー因子を込めた詩実体の熱に焼かれていった怪獣は、やがてガチユリダーの指の隙間から漏れ出る程の爆発を起こした。
それはまるで鬼百合のような爆炎を残した後、黄金色の粒子となって大気に溶けて行った。
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