過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
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151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/29(火) 17:45:21.79 ID:DFoBd3Iy0
P.A.U.R.司令室
オペレーターA「これはいったい…ジオイドが、正純社長を蘇らせたとでも…」
オペレーターの言葉を遮るように、容呼は言う。
容呼「死んだ人間が蘇るなんてありえへん」
綾乃「………」
オペレーターB「じゃああれは…」
綾乃「おそらく、記憶ね…ガイアの記憶から一個人の情報だけを抜き取って手ごまとしてる…でも、それだけじゃ無理がある」
根本「人間が余計な記憶を忘れるように、ガイアもたった一人だけの肉親の記憶を正確に引き出せるなんてことはまずありえないわ」
綾乃「つまり……まつりちゃんは、どこかで明確な敵意を持った『敵』と出会っている?」
愛糸「…変な夢を見たといってた…」
綾乃「夢か…!!何らかの方法で茉莉ちゃんの夢に接続し…まつりちゃんの過去にそこからトラウマの種を探り…その限定条件をもとにガイアの記憶からあれを再構成したと考えれば…」
容呼「いずれにせよ、このままやとまつりさんが取り込まれてまう……八尾!!」
八尾「ここに…」
容呼が呼ぶと、八尾がトランクを抱え司令室に姿を現した。
歩を進めようとする容呼を綾乃が制止した。
綾乃「待って」
容呼「待てへん、これはまつりさんとうちの身内の問題でもあるんや」
綾乃「それなら正純社長に詩実体を提供した私の責任でもあるわね?」
容呼「……っ、いつだってあんたはそうやって自分を悪役にしようとしはりますな」
綾乃「………それに、まだがんばってるわよ。まじるちゃんは」
リリーブレード コクピット
交の乗ったリリーブレードが突撃する。
今リリーキャットを取り込もうとしているあの触手は今間違いなく実体。
静止している今ならS.N.W.で停止できる。
……しかし
花冠ジオイド『MMMMMMMMMM!!!!』
邪魔するな、とでも言わんばかりに怪獣の目がすべての花で一斉に開き、リリーブレードに向かって一斉に閃光を放った。
よけられない弾道ではない、しかし閃光はリリーキャットを下りのように包みつつリリーブレードの接近を拒んだ。
琴主「くそっ…誰だか知らないけど、まつりを返せ!!」ギュオオォォォォ
ダメでもともと、閃光に貫かれることを覚悟で怪獣の本体を注視しながら特攻をかける。
花冠ジオイド『MMMMMMMMMMMMWWWWWWWWWWWWW!!!!』ザキュッ
琴主「くぅ、う!!」ズドン ゴバ
互いに相打つようにダメージを負う、しかしシールドに守られたリリーブレードのダメージはそう多くない。
確かなダメージを負ったのは怪獣のほうだった。
花冠ジオイド『WWWWWWWあああああ!!!!』バラッ
琴主「!!!!」ギュオン ガシッ
悶えるように揺らいだ怪獣の触手からリリーキャットが零れ落ちた。
交はすかさずリリーブレードのアームでその機体を掴んで近くのビルの屋上に不時着した。
琴主「まつり…大丈夫?」
正純「ううっ…ぅ……まじる、さん…」ガクガク
琴主「これ以上は無理っぽい…でも、まつりは…」
そこまで言ったところで、ついに交の精神に限界が訪れた。
限界を超えた痛みと疲労に、交は意識を手放した。
動かなくなった二機に、怪獣の触手が迫った。
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