過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
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162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/10/31(木) 16:33:05.16 ID:0BwaBGNy0
P.A.U.R. 医務室

琴主「なんだ、そんな事ずっと隠してのか」

 案の定、交の感想はそんなものだった。
 決して無関心なわけではない、まつりは本当にそのことで悩んでいたんだろう。
 しかし、交はそんなことで今更まつりに対して態度を変えるような人間ではなかった。
 それだけで済んだことだった。

 医務室のベッドに寝転ぶ琴主の返答に、まつりは紅い頬を膨らませた。

正純「もう、これでも伝えるのにすっごく悩んだことなんですからね?」ぷくぅ

琴主「あはは、ごめんまつり」

根本「まったく、人騒がせよ…」

愛糸「結局隠す原因になったのは私だ…すまない」

 はじめの言葉に、交とまつりは目を見合わせて……

琴主正純「「……フフッ、あっはっはっは」」

 笑った。

愛糸「な、なんだ!!人が謝ってるのに」

正純「だって…ふふ、ねぇ」

琴主「遠慮しないでって言ったでしょ?」クスクス

愛糸「でも…でもっ」オロオロ

 困るはじめを、ベッドから身を乗り出した交とまつりは一緒になって抱きしめた。

正純「大丈夫」

琴主「はじめちゃんのそういう所も、私たちは好きなんだ…そうでしょ?」

正純「はいっ♪」

愛糸「…」ぽかん

根本「ね?信じるのってのはこういうことじゃない?」ぎゅ

 さいかも加わって、みんなではじめを抱きしめている。
 はじめは、少し迷った後に口を開いた。

愛糸「…まじる、まつり……」

琴主「ん?」

正純「なんですか?」

愛糸「……」

 呼びかけたはじめに、素直な目を向ける二人。
 はじめは目を閉じて考える。

愛糸(あぁ、そうか…受け入れられないはずがなかったんだ。きっと、二人とも私の過去がどういうものであったとしても、こうして笑って受け入れるに違いない)

愛糸(二人は、優しいんだ…とっても)

 目を開き、はじめは笑顔になって言った。

愛糸「大好き」


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