過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
1- 20
167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/02(土) 13:33:00.94 ID:TNK+LdYAO
翌朝

正純「あ、まっじるさぁ〜ん♪……あれ?寝不足ですか?」

琴主「なんとか勝ち取ったけどね…」ゲソ

正純「?」



おまけ5『その受け継がれる意志』

巌「ぜぇ…ぜぇ……」

琴主「はぁ…はぁ…」

巌「やるな…娘と同じくらいの子とは思えないくらいだ」

琴主「確かに私は…まつりが好きです」

巌「…」

琴主「死期を悟ったあなたが、娘の未来を信じて奥さんの髪を託したのは…少し、わかる気がします」

琴主「私も、残せるものなら妹の生きた証くらい残してあげたかった……」

巌「いや、私はエゴを娘に押しつけただけだ…」

琴主「私も、私のエゴからまつりを助けたくなったんです」

琴主「まつりは可愛いし…優しい女の子です。だからみんなのエゴを一身に受け入れてしまいます」

琴主「その優しさが好きだと気づいたとき、もっとまつりが好きになりました…私は、友達に怒られるまでそれに気づかなかった愚か者です」

巌「……そうだな、やはり我々は同類かもしれない」

琴主「だからこそ、私にまつりを任せてほしい」

琴主「私はあなたの分まで、まつりを愛します。それで…まつりにいつか本当に好きな人ができたら、喜んで見送ってあげます。」

琴主「あなたの分まで、まつりを愛し抜きます」

巌「……」ふっ

 巌はふっと笑みを浮かべると、ベンチの上に置かれた本に吸い込まれて消えていった。

琴主「…聴いてるか!!まつりの夢に出てきた奴!!」

「……」

琴主「次にまつりに変なことしてみろ…その時は絶対に許さないからな!!」

「…」スッ

 男の気配が消えると、浮かび上がるように交は目を覚ました。

琴主「…絶対に、勝つぞ…!!」

 小さく誓いの言葉を呟いた交は、起きあがろうとして柔らかいものに手を突いた。

 寝ていた交のすぐ横には、哀れ寝ぼけて暴れた交に巻き込まれ無惨な姿になったさいかが倒れていた。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
208Res/314.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice