過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
↓ 1- 覧 板 20
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/30(月) 17:09:59.91 ID:qmhBxbFy0
コクピット
琴主「今、なんだか凄く変な名前が聞こえた気がするんだけど……って、正純!?」
気が付けば交は先ほどよりも広く丸いドーム状のコクピット中央の座席に座っていた。
交は視界に居ないまつりを探すが、すぐ後ろから抱きつくように操舵を握るまつりが交に言う。
正純「まつり、です!」
琴主「あはは……」
相変わらず何が起こっているのかはわからない、しかし何故か嫌な感じはしなかった。
交は眼前の怪獣を見据えると、操舵を握りしめて操縦方法をダウンロードする。
琴主「それじゃあ、話はこいつを倒してからゆっくり聞くからね!!!!」グン
合体の余波で吹き飛ばされていたのか、怪獣はビルを背に仰向けに転がっていた。
しかしガチユリダーのこぶしを握る音を合図としたかのように一瞬不定形のゲル状になると、元のうつ伏せに戻り触手を伸ばす。
まつりは先の状況を思い出して身構える。
正純「!! 相手は『可能性』を移動してきます、防御するのは…」
琴主「『どっち』に逃げようが…外れる気はしないよ!!」
交の言葉を証明するように、ガチユリダーは触手を掴んで怪獣を逆に引き寄せた。
そしてカウンターのパンチをその先端に食らわせると、怪獣はゆで卵のように砕けながら大きく後退する。
怪獣は起き上がると蜃気楼のようにぶれて元の形に再生しようとするが…
[S.N.W.Eye site:Coneccion]
まつりの視界が交の視界と連動するようにその姿をはっきりととらえると、怪獣は再び崩れて倒れ伏した。
正純「これって……変えようとした可能性を、元に戻した!?」
綾乃『可能性を移動する神の御業、それって結構昔から観測されていた現象なのよん…それを確かに確認し、自分のいる可能性に相手の可能性を引き寄せる才能…というよりも、『どんなに5軸の向こうに逃げても見つける才能』…S.N.W.適正、それがリリーブレードの操縦者に必要なスキルねぇ♪』
綾乃の通信と同時に、ガチユリダーのバックパックが開き巨大な剣銃が姿を現す。
それを掴み、ガチユリダーのアイカメラ越しの視線が怪獣を貫く。
怪獣『GGGWWGWG!!?』ギギ、ギギギギギ
正純「封印装備解凍完了…リリーランチャー、詩実体装填…!!」キィィィィン
怪獣は思ったように動かない体を必死で起こそうとする。
しかしその間にもリリーキャットの駆動路からエネルギーが剣銃に装填されていき、両端に銃口を持つ剣の切っ先が強く光り始めた。
琴主「っりゃあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」ブォン!!
怪獣『GGGGGGGGGGGGGGGGGGGG!!!!』
琴主の操縦に従ったガチユリダーは、剣銃を怪獣めがけて投擲した。
剣銃は砕けた怪獣の先端部に突き刺さり、怪獣は悲鳴を上げる。
そして怪獣に突き刺さった剣に全力で駆け寄ったガチユリダーは、拳と共に銃剣の発射コマンドを叩き込んだ。
正純「ドライブ解放!!」
琴主「リリー、インパクトオオォォォォォ!!!!」ゴガアアァァァァ
怪獣『!!!! KNWKSYWHKYSRTKR<KN■SYNTKRGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGG!!!!』カッ
怪獣は断末魔の叫びと共に、内部から溢れるエネルギーに飲み込まれ空の彼方へと飛んでいき、欠片も残すことなく消滅した。
208Res/314.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。