過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
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189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/11/06(水) 18:16:05.12 ID:+5iDWnGv0
現在 燕糸家鍛錬場
容呼「私は暴走した綾乃を、あらゆる犠牲をいとわずに止めた……綾乃は魔法にかかわった全ての記憶を失い、私は神としての力を出しすぎたらこの世界に留まれへんようになった………」
愛糸「……呼び出された神は、容呼さんだったんだな」
容呼「情けない話や…可能性を見通し、およそこの3次元で全能を可にする神様が…たった一つの命さえ救えへんのや」
愛糸「それじゃあ…私は、やっぱり…」
容呼「『今の綾乃』の知らない『過去の綾乃』の残した、八重架のコピー………その可能性が高いんや」
愛糸「…そうか…成程な……」
・・・・・・・・・・・・・・・容呼は真面目な顔をしていた目を閉じて、徐々に気まずい笑みを浮かべて冷や汗をかいていく。
容呼「ん……んん〜〜〜〜〜??」ダラダラ
愛糸「Σな、なに!?」
容呼「いやいやいや、もうちょお頭痛いーとか、そうだったのかーとか、リアクションあらへん!?思い出すと頭痛いいうから、もしものために救護班とか誤魔化し用のドッキリパネルとか用意しとったんやで!?」オロオロ
愛糸「何で誤魔化す!?」
愛糸「いや……納得がいったような、いかないような…気持ちの整理がついていないだけだ。私が昔は容呼さんみたいな似非関西弁でしゃべっていたなんて…」
容呼「Σショックなのそっち!?」
愛糸「でも、本当の事なんだな…確信が持てる、確かに私は『八重架だったことがある』と、そう思い出すことができます…」
容呼「……うん」
愛糸「有難うございます」ペコッ
容呼「!!!!」
愛糸「八重架と同じ顔をした私を見て、思い出していたんじゃないか…本当は、伝えたくてしょうがなかった…確認したくてしょうがなかった…違いますか?」
容呼「………っ」
愛糸「ありがとう…ごめんなさい…」ぎゅ
容呼「謝ることはあらへんよ…私はあなたの親や、貴女は愛糸はじめちゃんや…それでええ」ぎゅっ
容呼「それでも……もうちょおこのままでいさせてぇな……」すん
愛糸「私からも、お願いします……」ぐすっ
ふすまを挟んだ隣の部屋では、器具を構えた医療班が安堵のため息をついた。
そして、その医療機器にそなえつけられていたマイクの向こう側でも……
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