過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
1- 20
195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/11/07(木) 13:48:34.13 ID:mXAVpMwy0
燕糸神社 境内

 境内から身を乗り出して、はじめと容呼は空を見上げた。

愛糸「あれは…ジオイド!?」

容呼「ガチユリダーも戦っとるな…でも、何で奈良に」

 キイイィィィィィィン と、轟音と共にアダマスがその境内のすぐ近くに飛来した。

容呼「うわっぷ!?な、なんや!?黒いリリーブレイド…ガチユリダーやないのか!?」

 それを、はじめが視界に入れたその瞬間だった。

    ズ グ ン

愛糸「いっ…!!!うああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!?」ガクン

 脳の奥に楔を打ち込まれたかのような痛みが襲い、はじめは頭を押さえて蹲った。

容呼「は、はじめさん!!大丈夫かいな!?はじめさん!!!!」

愛糸「あれは…あの機体は…!!!!」ガクガクガク


アベル「哀れだね…妹よ」


 開いたコクピットから境内へ降り立って、はじめに手を伸ばしながら手を伸ばすアベル。
 しかしその間に立って、容呼は懐から機械仕掛けの鉤爪を取り出して右手に装着した。

容呼「待ちいや!!あんた…何者や!!はじめちゃんをどうするつもりや!!」

アベル「……はぁ、君に用はないよ…燕小角売神」

 その名で呼ばれたことに、容呼は全身の毛が逆立つのが感じられた。
 その名を知っているものは、今の燕糸家でもごく少数…ほんの一握り、その知識を継承したものだけである。

容呼「あんた…!!魔法使いか!!!!」

 それに応えるように、アベルは懐から取っ手を取り出すと、それはカキンカキンと展開していき金属の杖となった。

容呼「……っ!!」ダダッ

 容呼はアベルに駆け寄り、鉤爪の隙間から青い光を放ってアベルに叩き付けた。

アベル「悪いが否定させてもらうね」ギン

容呼「……っ!!?」ガチン

 しかし、それまで炎のように揺らめいていた青い光も、容呼の体も、アベルの体に触れた瞬間に氷のように固まった。
 アベルは何でもなかったかのように容呼をよけてはじめに向かって歩いていく。
 そして数秒の時間差で容呼は再び動き出して境内の床に青い光を叩き付けた。

容呼「なっ……この魔法は!!!」ゴバアアア

 青い光が着弾した床が、その場から大爆発を引き起こして容呼を巻き込み崩れ落ちた。
 アベルは、己を見上げて瞳に光を映すことなく呆然とするはじめの頬を撫でた。
 崩れたがれきから這い上がりながら、アベルをにらみつける。

容呼「くっ…綾乃と、同じ魔法…あったことをなかったことにする4次元への干渉……そうか、やっぱりあんたは!!!!」

アベル「そうだよ八重架…僕は君のお兄さんなんだ。君と同じ、作り直された無明・安部瑠だよ」



容呼「無明安部瑠…前の綾乃が、蘇らせようとした男!!!!」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回はここまで
>>194 ミスった…容呼さん台詞フライングしてます!!


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
208Res/314.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice