過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
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200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/11/12(火) 14:51:39.13 ID:ZoOZgXCC0
アダマス コクピット

 アダマスのコクピットに乗せられたはじめは、虚ろな銀色の目をしたままうわごとのように繰り返しつぶやいていた。

愛糸?「はじめやない…私は八重…っく、がああああ!!!!」

 やがて頭を押さえて苦しみだすと、その眼は元の緑色に戻ってあたりを見回し始める。

愛糸「……っはぁっ、はぁ……何だ、どういうことなんだこれは…頭が…ッ」

愛糸(…何をやったんだ私は…容呼さんは無事なのか?ここは…まさかあの黒いリリーブレードの中か!!)

アベル『やれやれ…どうやら人格の交代はまだ安定していないようだね?まぁここまでくればあとは力づくでなんとかなるか』

 通信を入れてきたアベルに身をすくませながらも、はじめは負けじとその顔を睨みつけた。

愛糸「お前は……私をどうする気だ!?」

アベル『なに…僕らが見てきたものと同じものを見せるだけだよ…帰った後に、ゆっくりとね』ギゴゴギゴ

 ゾクッ と、はじめの背筋に悪寒が走った。
 そう言ったアベルの目が、異常なまでに歪んで濁っていたからだ。
 そして、アベルの四肢にはおぞましいまでの量の何かが巻き付いている…コードのような職種のような何かが、まるで侵食するようにその身を包んでいるのだ。
 そしてはじめは気づいた、それはアダマスのコクピットの足元からも這いあがり自分を包み込もうとしていることに。

愛糸「やっ…何だこれは…!!やめろっ、この!!」ズバズバッ

 足元を固定されながら、はじめは必死に侵食してくるコードを手持ちのくないで切り払う。
 しかしコードは無数に這い上がってきてついにはコクピットを半分埋める量に達し、はじめの手足も完全に固定した。
 そして首元のコネクターに一本のコードが突き刺さった。

愛糸「あくっ!!…やめ、〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」バチッ

[Start up]
[Launched.Krono.S Operation System[..........OK.]]
[User authentication[Hazime.Manato.][Using language...Japanese]


愛糸「なっ…うあああああああ!!!!」バチバチバチバチ

[An unknown program is downloaded]
[Duplication of the program was found[4D Past Seeing]]
[Download is continued]
[S.N.W. Covert cruise view expansion ]
[World reconstruction engine Launched]


[Let's start World Destruction]

アベル『ああ初めよう…この世界の破壊を!!』ギン

 ドクン!!!!

[AMD Ver1.09 Ignition complete]
[覚醒準備完了]

 天高く飛び上がり、空中で絡まりあって黒い巨人が姿を現した。
 その姿はガチユリダーに似てはいるが、曲線で構成されたフォルムはまさしく生き物のそれでありそれがその機体の邪悪さを物語っている。

クロノス『■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!』ガシイイィィィィン

 アダマスとウェヌスが合体したその姿…邪悪な機械の神クロノスは金属をこすり合わせるような方向を挙げながら降り立った。
 そしてその眼前には、ジオイドを倒し終えて戻ってきたガチユリダーが降り立った。

GYD(根本)『何こいつ…!』

GYD(琴主)『黒い…』

正純「ガチユリダー……!?」

 過去の因縁が交錯する奈良の地で、クロノスとウラノスの名を関する二体の巨神が奇しくも相対した。


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