過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/07(月) 10:57:58.72 ID:gOT3pVBAO
交にとって、他人の義体と直結するのは当然ながら初めての経験である。
電脳を通して信号化したデータとはいえ元は他人の生体信号であるそれは、ダイレクトに受け入れて自身の電脳を通ると否応なく背筋がこそばゆくなる感覚に襲われるのである。
しかし、気付くとそれより気になる事実に直面する。
女生徒A「ねぇあれ…」
女生徒B「仲いいよねあの二人」
女生徒C「くそう羨ましい」
一部の女生徒の視線が集まっている。
それもそうだ、まつりは同性でも目を奪われるほどの美少女である。
琴主「あっ…あのぉ、まつり?…これ、凄く恥ずかしいんですけど……」ピクッ
正純「余計なこと気にしなーい、あと30%ですから♪」チキチチチチ
どこぞの黒尽くめみたいなことを言いながらまつりはどさくさに紛れて交の手を握っていた。
琴主「うー…」ピクピク
昼休み 階段屋上前
人気のない最上階、埃が舞い日の光にチラチラと反射して光っている。
そんな中、屋上のドアに背中を押しつけられた女生徒は悲鳴を上げるに上げられない状態にあった。
女生徒「ん、ん〜っ…んんん、くぅ」ちゅくちゅく
唇をふさぐのはまた別の唇、突然の蛮行に焦り、息ができない焦燥感に焦り、女生徒は正常な判断もできずにただ唇を重ねる相手の背中を握ることしかできない。
女生徒「〜〜〜〜っ、はっ…ぁ」ドシャッ
やがて、女生徒は急に全身の力を抜いてその場に倒れ込んだ。
「はぁ…また違う。まったく、意外にはずれの方が多いわね」
「少数精鋭ならば特殊な訓練を積んでいる可能性があるな。今までのようには行かないかもしれん、こいつの記憶を消し終えたら次は別の手段を講じるか」
ため息をつき、姿の見えない相手と語る襲撃者が、倒れた女生徒の頭に手をあてがおうとしたその時だった。
ギン!!
と、襲撃者の手をかすって壁にくないが突き刺さった。
愛糸「人気のない場所を選べば、襲撃の場は限られる…見つけたぞ、連続ハッキング犯」
天井から降り立ったはじめは、襲撃者の顔を見る。
根本「……成る程、特殊な訓練ね」ペロッ
腕に伝う赤い血を舐めると、根本さいかははじめを見下した。
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