過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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10: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 10:06:04.57 ID:5H8gBlq40

一夏「今日は、挨拶回りしながら生活をする上での改善点を確認していこう」ブツブツ

一夏「あとはアリーナやグラウンドを見て回らないとな(オープンハイスクール以来だからあんまり覚えていないし)」ブツブツ

セシリア「ちょっとよろしくて」

一夏「はい。イギリス代表候補生のセシリア・オルコットさん」ビシッ

セシリア「まあ、今ので日本の紳士というのを少し見直しましたわ」

一夏「それは光栄です」

セシリア「あら、本当に礼儀作法をわかっておりますのね」

一夏「代表候補生であるあなたには敬意を払うのが当然かと。あなたのような人をエリートっていうのかな?」

セシリア「そう、私はエリートなのですわ! 本来ならば、私のようなエリートと同じクラスになっただけでも奇跡! そう、幸運なのよ!」

セシリア「あなたはその現実をよく理解していらっしゃいますわね」

一夏「(あ、こいつ、悪い見本だな。ちょうどよく居てよかった。この人を反面教師にして、対照的な立ち位置になれば上手くいくな)」

一夏「(というか、ただの代表候補生なんかよりも俺のほうがよっぽど奇跡だという事実に気づかない辺りがね――――――)」

一夏「さすが、入試首席で唯一試験官を倒したエリート中のエリートですね」

セシリア「そうですわ! 私はエリート中のエリートですわ!」

一夏「(ま、黙っておくか。それより、専用機持ちと乗りたての初心者とを比べてそんなに嬉しいか?)」

一夏「(しかしまあ、女尊男卑ってのはあんまり社交界だと感じなかったけど、)」

一夏「(何というか世間一般には浸透しているって言うのが如実に感じられる一幕だったな)」

一夏「(だがそれ以上に、――――――この人、おだてられたら何でもしちゃいそうだな)」

一夏「(……探りを入れてみるか。代表候補生との繋がりを得れば俺の影響力は増すし、この人は磨けば人を惹きつけるだけの華やかはあるだろうからね)」

一夏「自信に満ち溢れていて眩ゆい限りですね」

セシリア「そういうあなたも紳士としての堂々とした態度がいいですわね」

一夏「私も気に入っています」

セシリア「ふふふ、あなたとは仲良くできそうですわ」

一夏「はい。そう信じていただけるなら、きっとそうなることでしょう」ニコニコ



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