過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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163: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/10/05(土) 10:18:23.43 ID:vMP5JNPt0

ヒューーーヒューーーヒューーー

一夏「――――――うん?」

銀の福音「!!??」


あっという間にレーザーが減衰してギリギリ回避することができた。

いや、それだけじゃなく、唐突に風に煽られて元々の射線がずれていたことも幸いした。

更に、『銀の福音』は多数のレーザーを放つが、幾重にも層をなす雨のバリアーによってまるで攻撃が届かなかった。

その隙に、ようやく一夏がコントロールを取り戻して『銀の福音』へと最後の突撃を敢行する。

当然、『銀の福音』は逃げ出すのだが、ここで肝腎な時に一夏の邪魔をしてきた風が今度は味方したのだ。


――――――風向きが変わった。流れが変わったのだ。


一夏「天は我に味方せり!(そうか、レーザーは空気中よりも水の中では大きく減衰する! それに大気の流れも大いに影響する!)」

銀の福音「!!!!!!????」

一夏「もらったああああああ!(今度こそ、とどめだああああ!)」


そう、台風の暴風雨は今度は『銀の福音』を檻の中に閉じ込めて、最後の最後に大逆転のチャンスを与えたのだ。


一夏「これで終わり――――――」

銀の福音「!!!!」

一夏「何!? こんのぉおおお!」


しかし、『銀の福音』もしぶとかった。

無謀にも、あらゆるものを両断してしまう『零落白夜』の光の剣をも身を削りながらも掴んで抵抗してみせたのだ。

更に、光の翼を一夏の身体を覆うように展開する。このままでは箒の二の舞を演じてしまう!

降りしきる雨によって威力は落ちていたが、元々使えるエネルギーが半分以下で『零落白夜』や度重なる攻撃でシールドエネルギーを消耗しきっていた『白式』にとどめを刺すには十分すぎた。

だが、ここで天は更なる味方を送り込んでいた!





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