過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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19: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 10:19:58.88 ID:mq5otnXP0

一夏「やっぱり、こうしてみると生の戦いとは大違いだな」

箒「そうだな。直感的に動かせるのはいいが、足を地につけていない感覚がな……」

一夏「生の戦いとの違いはそれだけじゃない」

一夏「この『白式』と『打鉄』とでは重量差があるから、まともにやりあったら俺の『白式』が打ち負かされる可能性が大きいんだよな」

一夏「現実でフライ級とヘビー級とではどちらが勝つかなんて火を見るより明らかだろ? 格闘戦において重量は大切だ」

一夏「俺の機体はスペックから判断するに高機動戦法を持ち味としているから、これまたリアルとは違った戦い方をしないといけない」

一夏「まあ、剣道とは違って居合術のように『斬り捨て御免!』な戦い方になるだろうから俺の性にはあっているかな」

箒「なるほどな。そうなると、人類最初の第1世代型IS『暮桜』と似ているな」

一夏「――――――!」

一夏「そうだな、確かに、織斑千冬の『暮桜』も剣1つでの高機動戦闘で『モンド・グロッソ』を総合優勝したっけな」

一夏「おお、何だか愛着が湧いてきたぞ! まさか千冬姉の機体と接点があっただなんて!」

一夏「雪片弐型――――――偶然かと思っていたけど、姉弟揃って同じ特性の機体か」

箒「嬉しそうだな、一夏」

一夏「あの“ブリュンヒルデ”と同じだなんて言われたら、誰だって感じるものあるだろう?」

箒「そうだな」

一夏「よし。今日のところはこれでいいだろう。明日からよろしく」

箒「ああ、まかせておけ!」


セシリア「アリーナの下見に来てみましたけれど、驚きましたわ」


セシリア「まさか織斑一夏、あなたも専用機持ちだっただなんて」

一夏「あ、セシリアさん」

セシリア「なるほど、道理で篠ノ之さんの訓練機の使用許可が下りたわけですわ」

セシリア「織斑一夏。もし、訓練の相手が不足しているなら、この私と一緒に訓練しませんこと?」

箒「――――――な!?」

一夏「いいですよ」

箒「え!? おい、一夏!?」

一夏「ただし、私も箒さんも格闘機乗りなので、そちらの遠距離射撃型IS『ブルー・ティアーズ』のお相手が務まるようには思えませんが?」

セシリア「別に構いませんわ。今年の入学生で専用機持ちは私とあなたと、誰だったかしら――――もう一人だけですから」

一夏「なるほど。まあ普通は、直感的に動せる『打鉄』を選ばざるを得ないから、学年別個人トーナメントは『打鉄』だらけになりますね」

セシリア「そうですわ。ですから、誰が相手になっても変わりませんの」

セシリア「それならば、早期にISの訓練に励んでいるお二人と訓練するのがベストかと思いまして」

一夏「わかりました。それで手を打ちましょう」

箒「おい、一夏!」

一夏「では、私たちは一通りの動作を確認し終えたので、――――――ごきげんよう」

セシリア「はい、明日からお願い致しますわ」



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