過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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◆vc6TpLHdOs
[saga]
2013/10/05(土) 11:51:31.91 ID:VtjwWFxF0
――――――夏期休業残りわずか
千冬「――――――」カッ
一夏「――――――」カッ
ガキーン!
一夏「………………」ギリッ
千冬「………………」ジー
千冬「ここまでだ」フゥ
一夏「相変わらず千冬姉は強いな……」ブルブル
山田「お疲れ様でした」
一夏「ありがとうございます、山田先生」ニッコリ
山田「はい!」ニッコリ
山田「しかし、生身でIS用の太刀で打ち合うのは世界広しと言えどもお二方だけですよ」
千冬「部分展開など基本中の基本だろう?」
山田「でも、身の丈よりも大きいものを平然と振り回せるのは普通じゃないと思います」
一夏「そうかな。人間には本来タンスやピアノを一人で持ち上げるだけの力が備わっているものです。昔の農村の田舎娘だって米俵背負っていたし」
一夏「ISの絶対防御を駆使すれば、人間本来の力を解放するなんて簡単なことじゃ?」
千冬「現代戦の要は飛び道具だからな。安定した銃火器に頼っていればリスクの大きい格闘戦など必要ないからそういう使われ方をしないのはしかたないか」
一夏「学園がどう評価しているか知らないけど、俺なんて千冬姉の足元に及ばない。千冬姉に冷や汗をかかせたことが無いんだ…………」
一夏「それに、あの篠ノ之 束ですら千冬姉と同等の力の持ち主なんだ。雪片弐型がピクリとも動かなかった…………」
一夏「だから、まだまだ遠い…………」
一夏「だけど、ここにいる間は諦めはしない。もっと強くなって、関わる人全てを守るんだ」
千冬「うむ」
山田「はあ……、姉弟揃って武道家ですね。そんな使い方を思いつくのはやっぱりお二方だけだと思いますよ」
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