過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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23: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 10:25:53.43 ID:5H8gBlq40

爺様「まあ、ISの登場によって世界的に軍縮が進み、その一方で我が国は自衛力の強化に繋がって、」

爺様「総合的に見て、ISの登場で一番得をしたのがまた他でもない我が国だ。冷戦の時と同じだな」

爺様「スポーツ用品の開発生産という名目で、純国産の兵器を以前よりも堂々と開発生産できるようになったのだからな」

爺様「そして、国際IS委員会によるISのコアの割り振りでは確実に我が国が一番多く割り振りされるようになっている」


爺様「まさに、ISとは戦後の日本に突きつけられた答えの1つだったというわけだ」

一夏「女性にしか扱えないと言っても、それだけですからね」

爺様「掴みは上々のようだな」

一夏「ええ。ここはまさに現代社会の縮図ですね。男女比がおかしいですけど、社会勉強の場としては最高です」

爺様「――――――で、めぼしい女を見つけられたか?」

一夏「はあ!?」

爺様「後継者がいないのは大きな問題だからな」

一夏「今ここで見つけなくてもいいじゃないですか! 下手したらスキャンダルものですよ!」

一夏「世間的には女尊男卑の風潮なんですから、財閥総帥といえどもただではすまされませんよ!?」

爺様「はっはー! 少しからかってみただけだ。気にするな」

一夏「………………(そう言って新しいお見合いのリストを寄越すのかよ)」

爺様「さて、おしゃべりが過ぎたな。ではな、孫ぉ」

一夏「…………お達者で、爺様」ハア


一夏「財閥総帥の跡取り息子としての勉強も続けているし、社交パーティにだって出なくちゃいけないけどさ……」

一夏「もうちょっと今の生活を楽にしたいな……」

一夏「――――――近々故郷を歩いて回ろうかな」

一夏「『あの日』から捨て去った、――――――なんと小さな世界」

一夏「だけど、俺も跡取り息子ではない“織斑一夏”としていられる今のうちに――――――」



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