過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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5: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 09:57:06.26 ID:5H8gBlq40

一夏『……千冬姉』

千冬『……何だ』

一夏『俺、千冬姉のために頑張るよ』

千冬『そうか』

一夏『俺には千冬姉しか居なかったから、千冬姉を守れる力を!』

千冬『それだけじゃダメだ』

一夏『わかっているよ。それが千冬姉の“強さ”だから』


――――――俺は千冬姉を、そして関わる人全てを守る!


千冬『それでいい』ナデナデ

一夏『うん』

爺様『……ふふ』



こうして俺はISとも関わりのある財閥の総帥後継者として、過去を切り捨てた新しい人生を始めることとなった。

それはこれまでの全てと決別した、夢のように現実感のない出来事のようにも捉えられた。

あの日を境に、住み慣れた故郷や、これまでの朋友関係、その他もろもろを全て捨て去ったのだ。

まるで自分が自分とは違う人間にでもなったかのような、奇妙な感覚に囚われ続けたが、

やがてはそれを日常として受け容れていき、考え方も物の見方も変わり果てた。

そして、俺は順調に爺様の庇護の下に社交界を渡り歩けるようになった。


だが、――――――運命の悪戯か、俺は千冬姉と同じ道へと進むことになった……




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