過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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◆G4SP/HSOik
[saga]
2013/09/28(土) 10:00:23.38 ID:5H8gBlq40
――――――さて、俺がこのIS学園に入学させられた理由なのだが、ほとんど偶然の産物でしかなかった。
女性にしか扱えないISではあるが、整備科などの後方支援として男性に対しても門戸が開かれているIS学園。
しかし、普通なら財閥の跡取りがたかだか表向きは競技種目にしか使われていないスポーツに精力を傾けるはずがない。
何故入学させられたかと言えば、俺が女性にしか扱えないISを動かせたという“特異ケース”だったからであった。
だが、これだけでは入学するほどの理由にはならない。使えるのならば、護身用に少し動かせるだけで十分だからだ。
俺が爺様にこの学園で掴みとってくるように命じられたのは、
――――――最初に、“世界で唯一ISを扱える男性”であることによる唯一無二の人脈の構成
これは言うまでもないだろう。間違いなくこれは俺だけの財産となる。
ただし、財閥の御曹司であることは公言せずに、“織斑千冬の弟”であることを前面に押す。
元々知っているならそれでいいが、金や地位が絡んでくるとたちまち人というものは信頼できなくなる。
信頼できないやつかどうかは、金になる木を見た時の反応で判断できる。
だから、俺は一人ひとりにある判断機会を逃したくないので公言しない。学園の教員たちにも緘口令が敷かれている。
爺様はIS学園の高級スポンサーなので、俺に対して粗相を働くものならIS学園の存続の危機に直面するので、学園側が口外することはまずないだろう。
――――――次に、IS産業が抱えている矛盾や欺瞞を知ること
ISはアラスカ条約によって軍事利用は禁止されており、もっぱら競技用に利用されている。
しかしその実、ISの大多数を運用しているのは世界各国の軍であり、
大きな戦争こそ起きていないからこそいいが、ISの実戦配備は着々と進められている。
ISという従来の兵器を駆逐した最強兵器に直に携わって、将来起こりうる戦争の在り方などを学べということである。
――――――最後に、次期総帥として学園生活を最高に盛り上げること
言うなれば、ノルマである。俺の次期総帥としての手腕が問われている。
手段は問われていない。場合によっては、爺様の力――――財閥からの支援を受けてもいい。
とにかく次期総帥としての才覚の片鱗を見せつけないといけない。実績を出すのだ。
IS学園の欠点を補強してもいいし、“世界で唯一ISを扱える男性”としての伝説を残してもよし。
在籍している間に学園内外のより多くの人心を掴むのだ!
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