過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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83: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 11:51:44.21 ID:5H8gBlq40

シャル「――――――箒」

箒「ああ、わかっている。一夏は私たちに必勝の策を授けてくれた。あとは、私たちがそれをやれるかにかかっている」

ラウラ「一戦目で当たるとはな。待つ手間が省けたというものだ」

ラウラ「自分で戦おうとしない臆病者の身代わりにされたことを後悔するがいい」

箒「そちらこそ、そんな調子だと足元を掬われるぞ?」

箒「それに、一夏の言葉に屈して尻尾を巻いて逃げ出していたお前の言葉など恐るるに足りん!」

シャル「未だに量産化の目処が立たないドイツの第3世代型よりはやれると思うんだけどね?」

シャル「それに、戦う意思を捨てなければ、ロレーヌ十字が敵を追い払うからね」

ラウラ「面白い。世代差というものを教えてやろう。あの二人のように、惨めな敗北の恐怖を叩き込んでな!」

シャル「(抽選で組まされた人、蚊帳の外に置いてごめんなさい!)」

箒「(だが、ラウラは同僚のことなど眼中にないだろう。そこが勝負どころとなる!)」

箒「行くぞ、ラウラ!」


3,2,1,試合開始――――――!


ラウラ「叩きのめす!」

箒「はああああああああ!」

ラウラ「――――――む!?(…………予想以上に早い? 『打鉄』にこんな加速性能があったというのか?!)」

ラウラ「だが! この『停止結界』の前では!」

箒「くぅううう!(こ、これが『AIC』……! 本当にピクリとも動かない……!)」

ラウラ「あの男なら先制攻撃も納得だが、貴様ごときの無名の雑兵が真似したところで無意味だということがこれでわかっただろう?」カコン

箒「そうだな……こういうのを『狙い通り』と言うのだろうな!」ニヤリ

ラウラ「――――――何!?」

シャル「その隙、もらったよ!」バン、バン

ラウラ「く…………(読まれた?! 読まれていたと言うのか、私の行動が!?)」

シャル「逃がさない! その間に、箒!」

箒「ああ、任せろ!(『シュヴァルツェア・レーゲン』は汎用武器を持っていないことが災いして中距離戦闘は苦手だ)」

箒「その隙に、もう一方を片付ける!」

箒「はあああああああああああ!(小手、面、胴、小手、面、胴――――――!)」ガキンガキーン!


鈴「…………凄い。普段、一夏との鍔迫り合いしか見ていなかったからその凄さを実感できなかったけれど、」

セシリア「こうして見ると、代表候補生にも引けを取らない圧倒的な格闘戦のセンスが感じられますわ!」

鈴「そして、――――――来た! 『高速切替』!」

セシリア「拡張領域の多さを活かした『ラファール』乗り特有の単独一斉射による弾幕形成ですわ!」


一夏「うまく戦闘を分断できた。これで戦況は一気にこちらに傾いた」

一夏「思ったよりもこちらの戦力は上だったな。――――――いや、今日という日を迎えてベストテンションに達しているのかもしれない」

一夏「これで作戦通り、この戦いの前提となる2対1の状況が作り出せる」

一夏「抽選で貧乏クジを引いた方、後でお見舞いしますから気を落とさないでくださいね……」




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