154: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 19:46:28.20 ID:0FoM2gn20
少年「…あのさ、そろそろ僕帰っていいか?」
男2「別に俺は止めてねえよ」
少年「……えっと、じゃあ」タタッ…
155: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 19:47:34.34 ID:0FoM2gn20
―病院―
男2「よお、元気か……ってんなわけねえか」
男1「何しにきた」
156: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 19:48:36.49 ID:0FoM2gn20
男1「誰がそんなダセエこと頼んだよ」
男2「俺が勝手にやりたいんだよ」
男1「馬鹿じゃねえのかお前」
157: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 19:49:54.89 ID:0FoM2gn20
男1「……言わねえ」
男2「"言わない"のか? それとも"言えない"のか?」
男1「…………」
158: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 19:51:01.48 ID:0FoM2gn20
男1「…………この町にはバケモノがいる」
男2「…何?」ピタ
男1「バケモノの宝に手を出したら噛まれちまった、それだけだ」
159: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 19:52:20.21 ID:0FoM2gn20
男2「……ふう。あー何やってんだろ俺、ホントに馬鹿だ。まったくもって時間の無駄じゃねえかこんなの」
男2「…いや、無駄かどうかはこれからわかるのか」
160: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 19:53:42.69 ID:0FoM2gn20
竜『うーんまた雨降ってる。早く湯たんぽ来ないかなあ』
少年「誰が湯たんぽだ」ガチャッ
竜『おっカイロが来た。早くおいで』
161: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 19:54:54.51 ID:0FoM2gn20
少年「というかさ、僕の記憶違いじゃなきゃさ」
竜『うん』
少年「あの位置に壁が確固として存在してたよな?」
162: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 19:56:26.24 ID:0FoM2gn20
竜『それにしても寒い、この寒さは変温動物には堪える』
少年「ポチって冬眠するの?」
竜『うん、ご多分に漏れず(しなくてもいいけど)』
163: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 19:57:44.92 ID:0FoM2gn20
少年「ちょっと失礼」サワサワ
竜『わわっいきなりなにさ』
少年「いやあ立派な角だなあと思って」
164: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 19:59:06.43 ID:0FoM2gn20
竜『くそう、君たち全員天井に突き刺さるくらい角生えればいいんだ』
少年「それだとアンバランスすぎるだろ」
竜『なんでもう竜なんかに生まれちゃったんだろう! もっと普通が良かった!』
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