過去ログ - 『「雨だ……」』
1- 20
366: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/11/23(土) 20:08:14.82 ID:Wgj7yzpG0
男2「(もし奴が本当に能力を全て持っているとしたらその元となった竜の弱点も受け継いでいるかもしれない)」

男2「(それを確かめるには…)」

ピッピッピッPrrrrr…
以下略



367: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/11/23(土) 20:09:54.65 ID:Wgj7yzpG0
少年「あ、また電話だ。しかも知らない番号」

竜『俺、その機械嫌いだな。それのせいで少年とゆったりした気持ちでお話できない』

少年「んー…わかった、ここでは鳴らない様にしておくよ、はいもしも…」
以下略



368: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/11/23(土) 20:11:30.20 ID:Wgj7yzpG0
ツーツーツー…

男2「不発みたいだな」

男2「……あの能力の源流がバジリスクではなくコカトリスだった場合雄鶏の鳴き声は弱点にはなり得ないが」
以下略



369: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/11/23(土) 20:12:33.07 ID:Wgj7yzpG0
竜『俺はここが気に入ってるんだ』

少年「こんな薄暗くて肌寒い場所がか? ポチって変わってるなあ」

竜『そんな場所にほぼ毎日足繁く通う少年も変わってるよー』
以下略



370: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/11/23(土) 20:13:57.60 ID:Wgj7yzpG0
竜『家族、友人、社会的地位、衣食住の保証、このまま順当に進めば与えられるであろうごく一般的な人間としての未来、それらを失ってまで叶える覚悟があるのかい?』

少年「そ、そんなに大変なお願いだったのだろうか」

竜『実はそうなんだよー、無理でしょー?』
以下略



371: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/11/23(土) 20:15:08.64 ID:Wgj7yzpG0
少年「…まだ途中じゃん」

竜『君は物事をもっと深く考えた方がいい、自分の決断の重大さがわかっていない』

少年「考えてる、よ。多分」
以下略



372: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/11/23(土) 20:15:36.16 ID:Wgj7yzpG0
男2「(絶対に犠牲を出さずに奴を追い出すには……)思いついたには思いついた」

男2「だが協力者が必要だな」

男2「待つしかないか」
以下略



373: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/11/23(土) 20:16:49.40 ID:Wgj7yzpG0
Prrrrr…

男2「よお、早かったな」ピッ

《…調べた?》
以下略



374: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/11/23(土) 20:17:29.99 ID:Wgj7yzpG0
―夜、少年の自宅―

少年「おーい」コンコン

弟「入ってまーす」
以下略



375: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/11/23(土) 20:18:32.11 ID:Wgj7yzpG0
弟「え? 料理? いいけどなんで?」

少年「…え、えーと」

弟「誰かに食べさせてあげるとか?」
以下略



376: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/11/23(土) 20:19:41.29 ID:Wgj7yzpG0
少年「えーとこうやるのかな…」カチカチ

少年「……だめだ、こんないびつじゃ喜んでくれないだろ。やり直し」

少年「時間がない、あと何日だ? うわ、マジか…」
以下略



933Res/559.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice