430: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/12/25(水) 23:51:59.93 ID:b4HgnNZv0
竜『男装、貴様我が何者で何故ここにいるか訊いたな?』
男2「なんだ? ネタばらしタイムか?」
竜『そうだ、勇者が悪しき竜を打ち倒す話は物語だ。これが物語なら伏線は回収されねばならぬ。話を聞いて納得できるとは限らんがな?』
431: ◆yJ9Y64R876[sage]
2013/12/25(水) 23:54:02.83 ID:b4HgnNZv0
今日はここまで、次回は♪邂逅。過去編。
432:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/15(水) 20:24:05.13 ID:mWWwf9NDO
さすがに厳しいか……
433: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/01/19(日) 22:02:55.05 ID:47+h4pm/0
――――――――
「迷ってしまった」
「不覚だ」
434: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/01/19(日) 22:04:11.31 ID:47+h4pm/0
「駄目だ自分がどこにいるか皆目見当もつかん」
「今日は運が悪いのだ、私はベストを尽くしたはずだ。うむ」
「さて、とにかく雨風を防げる場所を探さねばな」
435: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/01/19(日) 22:05:20.30 ID:47+h4pm/0
♪邂逅
「暗いな、ランプを点けるか」パッ
「うむ、これならば進むのに支障はない」
436: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/01/19(日) 22:06:17.60 ID:47+h4pm/0
「私を殺すのか…?」
竜『無論だ』
「私が今日この森へ訪れていることを私の友人は知っている」
437: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/01/19(日) 22:07:31.57 ID:47+h4pm/0
竜『だが、このままおめおめと逃がしたところで貴様はここで見た光景を言い触らすに決まっている。ならば殺した方が幾分我の気も晴れるというものだ』
「私はここでの出来事を決して他人に言い触らしはしない」
竜『それを信じろというのか?』
438: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/01/19(日) 22:08:21.45 ID:47+h4pm/0
竜『学者、貴様はもう自由の身だ。早くここから立ち去るがいい』
学者「……厚かましい願いなのは重々承知なのだが」
竜『なんだ、申してみろ』
439: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/01/19(日) 22:09:30.07 ID:47+h4pm/0
学者「はあ、よっこらせ」ドサッ
竜『ようやく運び終えたのか』
学者「正直少しは手伝ってくれると思ったのだがまったくだったな、とんだ期待外れだ」
440: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/01/19(日) 22:10:36.06 ID:47+h4pm/0
竜『違う! 何故言う通りにできないのだ!』
学者「こちとら初心者なのだ! 相手の技術水準に合わせて教えるのが監督者の責務だろう!」
竜『まったく人間とは手先が器用な種だと思っていたが見当違いだったようだ』
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