497: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:34:18.57 ID:McW+AEBq0
少女「あの、ドラゴンさん。ドラゴンさんはどうしてここに住んでるんですか?」
竜『"それは…答えたくないな"』
少女「あっごめんなさい、いきなり変な事聞いてしまってって」
498: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:34:58.53 ID:McW+AEBq0
少女「ドラゴンさん、ドラゴンさん」
竜『"なんだい少女?"』
少女「はうっ」
499: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:35:41.52 ID:McW+AEBq0
―夕刻―
竜『"君のお母さんなかなか帰ってこないね"』
少女「あ、そういえばそうですね」
500: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:36:17.43 ID:McW+AEBq0
竜『あ、"ごめん、えっと、いややっぱり馬鹿言うんじゃないよ"』
少女「えっと、どこらへんがバカだったんでしょう?」
竜『"だって君に君を大切にしている人間が存在していることには変わらないじゃないか。俺にはそんな存在1つもいない、君は間違いなく恵まれてるよ"』
501: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:36:58.61 ID:McW+AEBq0
竜『"ん? 誰が寂しいって? よく聞こえなかったからもう一回言ってくれるかな?"』ニコニコ
少女「ひゃあごめんなさいごめんなさい!」ペコペコ
竜『"まあ冗談だけど、……俺は寂しいっていう感情がよくわからないんだ"』
502: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:37:31.67 ID:McW+AEBq0
少女「……いやです!」
竜『"い、嫌?"』
少女「そんなのだめです! わたしはあなたとどうしても友達になりたいんです! ですから却下します!」
503: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:38:09.86 ID:McW+AEBq0
―夜―
学者「くそう、今日は不調だったな。……晩飯はまた携帯食料だな」トボトボ
学者「おーい帰って来た…」
504: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:38:54.68 ID:McW+AEBq0
少女「聞いてお母さんわたしドラゴンさんと友達になったんだよ!」
学者「なにっ!? 娘に先を越されただと! さすが私の娘だこのこの」ワシャワシャ
少女「お、お母さん恥ずかしいよぉ」
505: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:39:27.46 ID:McW+AEBq0
学者「おい私の娘を泣かす気か。さっさと先ほどの口調に戻さんか」
竜『ぐっ!…"これでいいかい少女?"』
少女「うん! ありがとうドラゴンさん!」パアアアァ
506: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:40:20.30 ID:McW+AEBq0
竜『"それで学者?"』
学者「ふひっ! な、なんだ竜よ?」
竜『"見たところ手ぶらみたいだけど"』
507: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:40:53.31 ID:McW+AEBq0
少女「んー今はわたしドラゴンさんの味方な気分かな」
竜『"あちゃー残念だったね学者。もう少女は俺のものだ"』
学者「貴様そんな横暴許さんぞ! 少女は私のものだ! 帰って来い少女!」
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