505: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:39:27.46 ID:McW+AEBq0
学者「おい私の娘を泣かす気か。さっさと先ほどの口調に戻さんか」
竜『ぐっ!…"これでいいかい少女?"』
少女「うん! ありがとうドラゴンさん!」パアアアァ
506: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:40:20.30 ID:McW+AEBq0
竜『"それで学者?"』
学者「ふひっ! な、なんだ竜よ?」
竜『"見たところ手ぶらみたいだけど"』
507: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:40:53.31 ID:McW+AEBq0
少女「んー今はわたしドラゴンさんの味方な気分かな」
竜『"あちゃー残念だったね学者。もう少女は俺のものだ"』
学者「貴様そんな横暴許さんぞ! 少女は私のものだ! 帰って来い少女!」
508: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:42:03.20 ID:McW+AEBq0
学者「まあそういうわけで今日の晩飯はこれだ」
竜『…………』
少女「…………」
509: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:42:29.83 ID:McW+AEBq0
少女「はい、ドラゴンさん半分こだよ?」ポキッ
竜『"わーいありがとう少女"』
学者「それ私も前にやった! でもリアクションがまるで違う!」
510: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:43:11.67 ID:McW+AEBq0
―深夜―
少女「すーすー…」
竜『む、寝入ったか…』
511: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:43:51.08 ID:McW+AEBq0
学者「そうだ、礼を言うのを忘れていた。今日はあの子の面倒を見てくれてありがとう」
竜『そりゃどういたしまして。でさ、なんであの子を今日連れてきたのさ?』
学者「娘から聞いてないのか?」
512: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:44:25.34 ID:McW+AEBq0
学者「…あの子は本来自分の内に篭る気質なのだ。他者との接触を必要以上に恐れる」
竜『確かに思い当たる節はあるかな、随分自分に自信がないみたいだった』
学者「周囲に父親の不在を指摘され続けたことが原因だと推測している。私のせいだ」
513: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:44:55.63 ID:McW+AEBq0
竜『それにしても、君が既婚者だったとは意外だったな』
学者「? 私に婚姻の経験はないが」
竜『えっ…不潔!』
514: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/02/18(火) 13:45:28.65 ID:McW+AEBq0
竜『いやあ傍から見れば深い絆で結ばれた仲睦まじい親子だとばかり思ってたけど、そうか、血が繋がってない事実が露呈するだけであっさり壊れるようなペラペラの薄ーい紙のような関係だったのかと思ってさ』
学者「貴様…」ギリ
竜『どうせそんなものだろう? 人間は』
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