539: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:22:05.49 ID:gx2dcQEo0
少女「第一違いがあるからなんなんですかそりゃ誰だって自分と同じじゃないですよ? むしろ違いがあるから惹かれるんじゃないですか」
竜『…そうなの?』
少女「そうですよ、わたしはあなたしか持っていない良さに惹かれたんです。確かに最初は小説の登場人物をあなたに投影していましたよそれは認めます」
540: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:23:01.90 ID:gx2dcQEo0
竜『…ごめん、やっぱり俺には君の言うことがわからないよ』
少女「…そうですか」
竜『でも、わかるように努力はしたいと思う』
541: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:23:59.01 ID:gx2dcQEo0
竜『じゃあ早速だけど君の言う好きってどういう意味? 君の言葉で教えてくれるかな』
少女「えとですね、わたしが思うに好きって言うのにも種類があってですね。友人としてとか、家族に対してとか、あと、その…異性とか」
竜『ふうん。あ、じゃあ俺と君では性別が不一致だから少女は俺のことを異性として好きってことかな?』
542: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:24:50.98 ID:gx2dcQEo0
竜『ううん? やっぱり難しいなあ、何を持ってそこの所区別付けてるんだ?』
少女「そうですね…その人とずっと一緒にいたくて仕方がないとか、その人がいないと耐えられないとか本気で思えるのとかという違いはあると思います」
竜『……依存心?』
543: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:25:52.18 ID:gx2dcQEo0
少女「え? は、はい勢いで言っちゃいましたすみません」
竜『そうか…恋っていうのは大切なものなんだね、どうやら流れ星さんは働き者のようだ』
少女「えっ? あっ」
544: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:26:44.71 ID:gx2dcQEo0
竜『そういえば君は数学は得意かい?』
少女「数学ですか? 正直解くのは苦手かもしれません…」
竜『そうかあ、俺は結構好きだけどな。暇つぶしに最適』
545: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:27:46.63 ID:gx2dcQEo0
竜『他には他には他には他には他には!?』
少女「では有名なのを一つ」
竜『どきどき…』
546: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:28:45.51 ID:gx2dcQEo0
少女「仮にドラゴンさんとカメさんでかけっこをするとします」
竜『何そのシュールな光景』
少女「でもカメさんはのんびり屋さんなのでハンデをつけます、ドラゴンさんは100メートル後ろからスタートします」
547: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:29:52.07 ID:gx2dcQEo0
♪A half line or a line segment?
竜『…あ、そうか』
少女「わかりましたか?」
548: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:30:38.28 ID:gx2dcQEo0
少女「ドラゴンさん、よかったら少し外を歩いてみませんか?」
竜『外か…まだ日が高いから出歩くのはちょっと遠慮しときたいかな』
少女「普通暗くなったらじゃないですか……?」
549: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:31:31.61 ID:gx2dcQEo0
―森の中―
竜『で、適当に森の中を歩けばいいのかな?』ノシノシ
少女「えへへ見てもらいたい場所があるんです、こっちですっ」タッタッタ…
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