607: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/27(日) 20:37:02.37 ID:6zgCcXip0
竜『な、何が起こってるの学者?』
学者「……とんでもなく熱があるではないか、何故言わなかった?」
少女「…………」
608: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/27(日) 20:37:40.17 ID:6zgCcXip0
―病院―
学者「……今、なんと言った?」
「原因不明、です」
609: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/27(日) 20:38:14.05 ID:6zgCcXip0
学者「…………ありえん、認めんぞ私は」
医者「お母さん、お辛いでしょうが気をしっかりもって…」
学者「私の娘が死ぬだと? ようやく友達も出来て外でも笑顔を振りまけるようになったのに? そんな理不尽があってたまるか、あいつは、少女はもっと幸せにならなければならないのだ」
610: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/27(日) 20:38:58.68 ID:6zgCcXip0
―病室―
学者「…………」トボトボ
少女「あ、お母さんお医者さんのお話どうだった?」
611: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/27(日) 20:40:17.59 ID:6zgCcXip0
学者「……もういい、寝ていろ。明日また顔を見せに来るから」
少女「…うん、ごめんね。私のせいで苦労かけて」
学者「苦労などいくらでもかけろ、そして将来その分私に恩返しすればいい」
612: ◆yJ9Y64R876[sage]
2014/04/27(日) 20:41:45.22 ID:6zgCcXip0
今日はここまで、次回は♪世界の針は止まらない
613: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/11(日) 18:52:14.47 ID:XWa9l6uJ0
―1ヵ月後、少女の病室―
学者「……来たぞ少女」ガチャ
少女「…………」
614: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/11(日) 18:53:25.36 ID:XWa9l6uJ0
学者「全身を管で繋がれ、呼吸器を取り付けられ、咳をする度に血を吐くような人間が、私の娘だと。くははっ笑わせてくれる」
学者「……もう、残っているのは骨と皮だけではないか」
少女「………ぁ…(おかあさん)」ヒューヒュー
615: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/11(日) 18:54:43.28 ID:XWa9l6uJ0
―研究所―
学者「治療法、治療法、治療法、治療法、治療法、治療法、治療法、治療法、治療法」ブツブツ…
「あの室長…少しお休みになられてはいかがですか、もう何日も満足に寝ていないようですしたまには家に帰って休養をとられては? 僕を含め皆心配していますよ…?」
616: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/11(日) 18:55:23.58 ID:XWa9l6uJ0
―少女の病室―
学者「…………」フラフラ、ガチャ
学者「…………む、貴様は?」
617: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/11(日) 18:56:09.00 ID:XWa9l6uJ0
学者「確か貴様が初めて学校で娘と友達になってくれたのだったな」
男の子「そう、みたいですね」
学者「ありがとう、おかげで娘の幸せなそうな顔を見られたよ」
933Res/559.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。