過去ログ - 『「雨だ……」』
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634: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/11(日) 19:08:49.66 ID:XWa9l6uJ0
学者「(……待てよ、確か英雄が不死身になるあの話には別のパターンも存在していた。その方法は…竜の心臓を喰らうこと…?)」

学者「(馬鹿な、子を助けるために私に友を殺せというのか!? だ、だがあいつは死んでもどうせ生き返るではないか……ならば…1度くらい…)」

学者「…………」


635: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/11(日) 19:09:24.82 ID:XWa9l6uJ0
学者「…………」ツカツカ

学者「…ふんっ!」ゴンッ

学者「次同じことを考えたら本気で頭かち割るぞ学者」ダラダラ
以下略



636: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/11(日) 19:10:05.09 ID:XWa9l6uJ0
学者「(だが実際どうなのだろうか。メビウスの場合不死身の力が宿るのは血か? 心臓か?)」

学者「(…血を浴びせる、若しくは心臓を喰らう……)」

学者「(このどちらか……いや……もしかして)」
以下略



637: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/11(日) 19:10:38.43 ID:XWa9l6uJ0
学者「(この血には不死の力が込められている、やはりこれだけは間違いない。だって私の愛する彼がそう言ったのだから。思えば最初からその点において疑う必要などなかったはずなのだ。だが先ほどの私の感覚を信じるなら心臓を喰らう話も無関係ではないはずなのだ。ならば、導き出される結論は…)」

学者「…………わかった、間違っていたのは私の行動だ」



638: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/11(日) 19:11:19.68 ID:XWa9l6uJ0
学者「(恐らく混在しているのだ、2つの似て非なる話が。つまり血を浴びせる話と、心臓を喰う話、これがメビウスという個体において1つの話に纏め上げられている。だから私が取るべき行動は)」

学者「この血を浴びせるのではなく喰わせればいい」

学者「もうこれしかない…少女、呼吸器外すぞ」
以下略



639: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/11(日) 19:11:59.79 ID:XWa9l6uJ0
少女「……………………けほっ」

学者「…少、女?」

少女「ごほごほっ、げほっ…………ぁー、あ、…おか…さん?」
以下略



640: ◆yJ9Y64R876[sage]
2014/05/11(日) 19:13:09.50 ID:XWa9l6uJ0
今日はここまで、次回は♪原始的欲求


641: ◆yJ9Y64R876[sage]
2014/05/19(月) 00:09:50.46 ID:iQKLiftM0
―数ヶ月後、夏、洞窟―

竜『ふうー、本はあらかた読み終わったし今日もあれの練習しようかな』

竜『よっこらせっと』
以下略



642: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:10:55.38 ID:iQKLiftM0
学者「ういーす、来てやったぞー」

竜『うわっ、ヤなタイミングで来るなー』

学者「む、……珍しく二足で立ち上がっているがなんだ、芸の練習か?」
以下略



643: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:11:26.22 ID:iQKLiftM0
学者「さあて写真写りのほどは如何ほどかなーと…おや?」

竜『も、もう少しで抜け…』ググ…

学者「……そうか」
以下略



644: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:12:00.01 ID:iQKLiftM0
竜『…………へこむ』ズーン

学者「だから見るなと言ったんだ馬鹿者が」

竜『……いや、だってさあ…何で写らないんだよ。何で機械に存在否定されなきゃならんのさ』
以下略



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