654: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:18:20.81 ID:iQKLiftM0
竜『まさか本当に落ちるとは』
少女「お母さん大丈夫…？」
学者「ああ、五点接地で着地したからな」
655: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:18:59.56 ID:iQKLiftM0
学者「む？ 湖だ！ 湖があるぞ！」
少女「丁度いいですね、メビウスさん少し休んでいきませんか？」
竜『ん？ 俺ならまだまだ歩けるけど？』
656: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:19:39.22 ID:iQKLiftM0
学者「ほれ落ち着いたか」ｻｽｻｽ
少女「うん……ありがとうお母さん」
竜『…………（手、爪……）』ﾁﾗｯ
657: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:20:18.30 ID:iQKLiftM0
学者｢さて泳ぐためには邪魔な衣服を脱ぎ捨てならんな！｣
竜『おまわりさーんこの人を公然猥褻罪で速やかにしょっぴいてくださーい』
学者｢ふふ、愚か者め。何のためにこの巨大な荷物があるのだと思う？ このようなシチュエーションなど想定済みだ！｣
658: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:21:05.50 ID:iQKLiftM0
少女｢わたしそんなの着ないから！｣
学者｢わがまま言うんじゃありません！｣
少女｢わがままじゃないよ！ 正当な主張だよ！｣
659: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:21:42.01 ID:iQKLiftM0
学者｢では私達は向こうの茂みで着替えて来るから貴様はここで待機しているように｣
少女｢いやだあ…｣
竜『なんで態々移動するの？ 俺と一緒の方が動物が寄って来たとき安心だよ？ 着いていこうか？』
660: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:22:22.46 ID:iQKLiftM0
竜『(何故合理的思考に基づく提案をした俺があんな屈辱的な罵倒を浴びせられるんだ…)』ｽﾞｰﾝ
学者｢よし着替えたぞ待たせたな！｣ｶﾞｻｶﾞｻ
少女｢うぅーもうどうにでもなれ…｣
661: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:22:56.49 ID:iQKLiftM0
少女｢わあ水冷たいっ気持ちー｣ﾁｬﾌﾟﾝ
竜『よかったね、ところで学者はまだ水面に上がってこないの？』
少女｢ええと、心の整理がつけば戻ってくると思いますが…｣
662: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:23:26.36 ID:iQKLiftM0
少女｢え、メビウスさん泳げないんですか？｣
竜『な、なんだよその目は？ 仕方ないだろ君達とは体の造りが全然違うんだから』
少女｢もしかして水の中に入ったことは…？｣
663: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/05/19(月) 00:24:01.66 ID:iQKLiftM0
少女｢そういった意味ではなくて…まあいいです、とりあえず入りましょう？｣
竜『いやだよ溺死はなかなか苦しい死に方だと聞いてるから』
少女｢そんなすぐに溺れませんって、まずは手先だけからとか｣
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