714: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:18:11.30 ID:qG06/JrQ0
少女「え、あ、そういえばメビウスさんもずっと生きてきて…」
竜『そうだね、途方もなく長い時間だったよ』
少女「…どうでしたかその長い時間は?」
715: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:18:39.47 ID:qG06/JrQ0
少女「とっても楽しそうに見えます」
竜『…ばれた?』
少女「ばればれですよ、一緒にいればわかります」
716: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:19:10.98 ID:qG06/JrQ0
少女「え、えっと、どうしてそんなことを訊くんでしょうか…?」
竜『少女、今質問をしてるのはこっちだよ』
少女「あ、あう……」
717: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:19:37.22 ID:qG06/JrQ0
竜『……そう、か。そうだよな…』
少女「…1人なら、無理だと思います、わたし弱いから。でも、誰か他の人と一緒なら」
竜『…一緒なら?』
718: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:20:10.63 ID:qG06/JrQ0
少女「あ、そういえば本当に天井に刺さったんですね。あそこに穴が空いてます」
竜『あのお喋り学者め…』
少女「でもその体勢だと天井にまで届かなさそうな気がするんですが」
719: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:20:43.16 ID:qG06/JrQ0
少女「…ええと」
竜『どうだ、驚いたか!』ゼーハー
少女「合計まさかの5歩でしたね」
720: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:21:12.14 ID:qG06/JrQ0
少女「数学なんてこの世からなくなってしまえばいいと思いませんか?」
竜『微塵も共感できん』
少女「彼数学だけはできるから悔しいんです。他の教科は壊滅的なのに…」
721: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:21:45.42 ID:qG06/JrQ0
竜『学者のことなんだけどさ』
少女「はい?」
竜『最近君をここに送迎する時以外来ないけどもどうしたの?』
722: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:22:17.85 ID:qG06/JrQ0
竜『そういえば少女は髪をリボンで束ねているよね』
少女「はい、これお母さんから貰ったものなので大事にしています」
竜『学者も後ろ髪長いけど邪魔じゃないのかなあ』
723: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:22:46.07 ID:qG06/JrQ0
少女「メビウスさんには夢ってありますか?」
竜『えっとそれは睡眠中に現れる方ではなく?』
少女「将来叶えたいことという意味でです」
724: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:23:12.18 ID:qG06/JrQ0
少女「えっ!? そ、それは意外ですね」
竜『そう? 君達が言うには大切にするべき感情なんだろう? 俺がまだ体感したことのない気持ちだ』
少女「…本当にまだ味わったことないですか?」
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