過去ログ - 『「雨だ……」』
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722: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:22:17.85 ID:qG06/JrQ0
竜『そういえば少女は髪をリボンで束ねているよね』

少女「はい、これお母さんから貰ったものなので大事にしています」

竜『学者も後ろ髪長いけど邪魔じゃないのかなあ』
以下略



723: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:22:46.07 ID:qG06/JrQ0
少女「メビウスさんには夢ってありますか?」

竜『えっとそれは睡眠中に現れる方ではなく?』

少女「将来叶えたいことという意味でです」
以下略



724: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:23:12.18 ID:qG06/JrQ0
少女「えっ!? そ、それは意外ですね」

竜『そう? 君達が言うには大切にするべき感情なんだろう? 俺がまだ体感したことのない気持ちだ』

少女「…本当にまだ味わったことないですか?」
以下略



725: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:23:45.92 ID:qG06/JrQ0
少女「ばかやろう! なんでですか!?」

竜『ストレートに罵倒された…いやあだって学者って今は恋とか興味ないって聞いたよ? そんな相手とやっても練習にならないじゃん』

少女「くあー! これはひどい! ひどすぎる!」ジタバタ
以下略



726: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:24:24.56 ID:qG06/JrQ0
竜『え、…見ていて面白い』

少女「うーん! 何か違う! 他には!?」

竜『他にと言われても…あ、たまに可愛い』
以下略



727: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:24:50.31 ID:qG06/JrQ0
竜『…やっぱよくわからないな。それが恋してるときの感覚なの?』

少女「らしいですね」

竜『実体験があるわけじゃないのか』
以下略



728: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:25:16.19 ID:qG06/JrQ0
―夕方―

竜『……学者迎えに来ないねえ』

少女「もしかしてお仕事忙しくて迎えに来るの忘れてるのかなあ」
以下略



729: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:25:44.66 ID:qG06/JrQ0
竜『ほら、着いたよ』

少女「はい、ありがとうございますうぷっ」ピョンッ

竜『…結局行き違わなかったねえ』
以下略



730: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:26:12.02 ID:qG06/JrQ0
竜『……学者が少女の事を忘れるなんて絶対ありえないんだけどな』


731: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:26:39.73 ID:qG06/JrQ0
―自宅―

少女「…あれ、玄関の鍵が開いてる」

少女「? お母さん帰ってきたのかな?」ガチャ
以下略



732: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/02(月) 00:27:05.38 ID:qG06/JrQ0
少女「う、うんわたしだけど」

学者「そうか…すまんな迎えに行けなくて」

少女「それはいいけどお母さんどうしたの、顔怖いよ…? メビウスさんみたい」
以下略



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