769: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/09(月) 19:55:33.30 ID:gtHvYebo0
学者「な、何を言っているのだ!」
少女「だってそうだよ! この体のどこが人間だって言うの!? 1年経っても身長も体重もちっとも変わらないしトイレに行く事だってなくなったしお腹が極端に空くこともなくなったし包丁で切った指は一瞬で治るし他にもあの時からおかしな所いっぱいあるよ!!」
学者「な……な……」
770: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/09(月) 19:56:15.16 ID:gtHvYebo0
少女「……なんで叩いたの、わたし何も悪くないじゃん、全部お母さんとメビウスさんのせいだよ?」
学者「わ、私達がどんな気持ちでお前を救ったか知っているか…?」
少女「だったら! お母さんも同じ立場になってよ! みんなからバケモノって言われてよ! 人間やめてみせてよ!!」
771: ◆yJ9Y64R876[sage]
2014/06/09(月) 19:57:40.00 ID:gtHvYebo0
今日はここまで、次回は♪次点
772: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/16(月) 00:43:48.57 ID:+gA7u9i90
―1週間後―
ゴトン
少女「…………ポスト、手紙」ゴソゴソ、ペラ
773: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/16(月) 00:44:38.00 ID:+gA7u9i90
少女「…………さい」ビリビリ
少女「ごめんなさいみんなごめんなさい悪いのはわたしです許してください助けてくださいそんな目で見ないでください嫌わないでください放って置いてください赦してください死んでください」ビリビリビリビリ
774: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/16(月) 00:45:32.96 ID:+gA7u9i90
学者「だから私の娘は化け物などではない! 言いがかりはよしてもらおうか!」
「しかしあんたは絶対に家の中を見せようとしないじゃないか! それこそバケモノを隠している証拠だろう!」
「そうだあんたもバケモノの仲間なんだろう!?」
775: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/16(月) 00:46:43.57 ID:+gA7u9i90
学者「…ただいま」
少女「お、お帰りなさい。あ、あの人達は…?」
学者「何とか帰らせた、…性懲りもなくまた来るだろうがな」
776: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/16(月) 00:47:23.16 ID:+gA7u9i90
―数日後、洞窟―
竜『……ん、この臭いは?』シュルシュル
学者「…………」
777: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/16(月) 00:48:18.39 ID:+gA7u9i90
ザッザッザッザッ、ザザッ!
竜『…何者だ貴様ら、見たところ殆どが軍人のようだが』
「ふむ、まさかこのような怪物が現実に存在していたとはね」
778: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/16(月) 00:48:57.15 ID:+gA7u9i90
竜『…………(つまり、やっぱり、そういうことなんだ。ばらしたんじゃない、ばれてしまったんだ)』
「さて、これほどの軍勢だ。命が惜しければ我々と共に大人しく来てもらおうか」
竜『……………………いいだろう、連れて行け』
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