809: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:17:09.48 ID:HfXmAFKh0
学者「少女、聞いてくれ。暫く家に帰れなくなる」
少女「……いいよ、もう」
学者「こんな時にすまないな、心細い思いをさせることに…」
810: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:17:43.88 ID:HfXmAFKh0
学者「……はあ。やれやれ馬鹿を言うのはこの口か? うん?」グニッ
少女「い、いふぁいよおかあさん!」
学者「私はな、少女の母親だ、他人が何と言おうともな。子を見捨てる母親などいないのだわかったか馬鹿娘め」ナデナデ
811: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:18:21.02 ID:HfXmAFKh0
―?―
竜『…………(睡眠はいいものだ)』
学者「おい起きんかメビウス。せっかく私が会いに来てやったというのにそんなに寝ていては豚か牛になるぞ」ペシペシ
812: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:19:07.55 ID:HfXmAFKh0
少女「わたしとしては切実な問題なんだけど…メビウスさんもそろそろ起きてお母さんに一言ガツンと言ってやってくださいよ」
竜『うーん俺も寝るのが好きだからなんとも言えないかな……というわけでおやすみ。ぐう』スピー
少女「もう!」
813: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:19:44.16 ID:HfXmAFKh0
学者「お? さすがにそれは嫌か? ならさっさと目覚めて…」
竜『うううううううぅぅ』ズキズキ
学者「お、おいどうした。腹でも痛いのか? 変なものでも食ったか?」
814: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:20:27.70 ID:HfXmAFKh0
―実験室―
竜『』ピクッ
竜『』
815: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:20:55.58 ID:HfXmAFKh0
―次の朝―
学者「うむ、やはり少女の作る朝食は最高だな。これが暫く味わえないかと思うと何の面白味もない仕事などサボタージュしたくなるな」
少女「忙しくてもちゃんとご飯食べなきゃだめだよ? 食後は歯磨きして朝もちゃんと1人で起きてシャワー浴びたら髪乾かして…」
816: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:21:37.20 ID:HfXmAFKh0
少女「じゃあ、いってらっしゃいお母さん」
学者「ああ、いってくる。ではな」パタン
少女「……さてと、何をしようかな。まずは部屋の掃除からしようかな」
817: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:22:08.17 ID:HfXmAFKh0
―数分後、少女の自室―
少女「あ、あれ? やっぱりない、あの本どこにいったかな」キョロキョロ
少女「……あ、そっか。洞窟に置いて来たんだ、どうせメビウスさんに読み聞かせるからって…」
818: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:22:38.27 ID:HfXmAFKh0
―洞窟―
少女「(メビウスさんは……いない)」
少女「(もうここにはいないのはわかってた、わかってたけどそれでも期待していた自分がいることに気付いて嫌な気分)」
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