814: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:20:27.70 ID:HfXmAFKh0
―実験室―
竜『』ピクッ
竜『』
815: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:20:55.58 ID:HfXmAFKh0
―次の朝―
学者「うむ、やはり少女の作る朝食は最高だな。これが暫く味わえないかと思うと何の面白味もない仕事などサボタージュしたくなるな」
少女「忙しくてもちゃんとご飯食べなきゃだめだよ? 食後は歯磨きして朝もちゃんと1人で起きてシャワー浴びたら髪乾かして…」
816: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:21:37.20 ID:HfXmAFKh0
少女「じゃあ、いってらっしゃいお母さん」
学者「ああ、いってくる。ではな」パタン
少女「……さてと、何をしようかな。まずは部屋の掃除からしようかな」
817: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:22:08.17 ID:HfXmAFKh0
―数分後、少女の自室―
少女「あ、あれ? やっぱりない、あの本どこにいったかな」キョロキョロ
少女「……あ、そっか。洞窟に置いて来たんだ、どうせメビウスさんに読み聞かせるからって…」
818: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:22:38.27 ID:HfXmAFKh0
―洞窟―
少女「(メビウスさんは……いない)」
少女「(もうここにはいないのはわかってた、わかってたけどそれでも期待していた自分がいることに気付いて嫌な気分)」
819: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:23:12.67 ID:HfXmAFKh0
少女「……あれ、なんだろうこれ」ヒョイッ
少女「見た目は普通のノートみたいだけど鍵が取り付けられてて開かない。鍵は……数字を揃えて開けるタイプみたい。でも桁数がちょっと多いな…」
少女「…気になるけど今はあの本を探さなきゃ、あと探してないのはこの辺だけ……あっ」ゴソゴソ
820: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:23:52.32 ID:HfXmAFKh0
少女「…なにこれ。開いたページに見覚えのない紙切れが挟まってる。それに何か書いてある、えーと」
《少女へ 3つの鍵は"この世界に2つの愛が生まれたことを忘れない"の中に。鍵は持ち主が大切にしている順に使うこと》
少女「……え?」
821: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/06/29(日) 20:24:42.23 ID:HfXmAFKh0
少女「わたしへ、ってことはわたしに対するメッセージなんだろうけどどういう意味なんだろう? それに見たことのない筆跡だけどこれを書いたのは…?」
少女「この世界に、2つの愛が生まれたことを、忘れない…」
少女「…わたしに、ってことは多分わたしならわかるっていう意味だよね。いや、むしろ"わたしにしかわからない"のかも…?」
822: ◆yJ9Y64R876[sage]
2014/06/29(日) 20:25:40.39 ID:HfXmAFKh0
今日はここまで、次回は♪彼女の答えとハッピーエンド
823: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/07/06(日) 20:49:12.69 ID:7lUIuVhl0
―30分後―
少女「……だめだ、さっぱしわからない。ヒントが1つも書かれてないのはさすがに苦しいよ」
少女「…でも書かれてないからヒントがないわけじゃないかもしれない。ならどこに……そうだ……これは変だよ」
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