848: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/07/21(月) 02:14:53.05 ID:25c1NsJp0
竜『(なんて、なんてことだ……馬鹿だ、あいつは大馬鹿者だ! なんで俺なんかに構うんだ!?)』
少女「(このままじゃお母さんは破滅してしまいます、だからそれを止めるためにもメビウスさんの居場所を教えてください。お願いします)」
竜『(でもどうやって止める気なんだ、君にそれが出来るとは思えない)』
少女「(違います、これはわたしにしか出来ないんです。皆を救うにはこの方法しかないんです)」
竜『(その方法とは)』
少女「(今は明かせません、直接会ってお話します。……身勝手なのはわかっています、でもどうか信じてください、お願いします)」
竜『(…………俺は俺だけが犠牲になれば君達を救えると思ってた。でもそんな考えは思い上がりも甚だしかったようだ。結局は何一つ守れていなかったんだ、全部無意味だったんだ)』
少女「(それは間違いです。メビウスさんが身を呈してわたし達を守ってくれたからわたしはこの方法に気付くことができたんです、意味は確かにあったんです)」
竜『(……1つだけ訊いておきたいことがあるんだ、君を信じるためにどうしても)』
少女「(なんでしょうか?)」
竜『(その方法を実行したとして……君自身も救われるんだよね? 自己犠牲で全てを解決しようだなんて思ってないよね?)』
少女「(……大丈夫です、わたしも含めて皆がハッピーエンドを迎えられます)」
竜『(そう…なら信じるよ、君が俺達を取り巻いている絶望を全て消し去ってくれると信じるよ。俺が今いる場所はね……)』
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