過去ログ - 『「雨だ……」』
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874: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/09/27(土) 13:30:12.84 ID:K5CK+kQ+0
―実験室―

竜『ああああぁぁあああぁぁあっあっあああ』ベリベリベリ

側近「痛いかバケモノよ? 機械の動きを止めて欲しいか?」
以下略



875: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/09/27(土) 13:31:07.65 ID:K5CK+kQ+0
少女「(! メビウスさんの声が聞こえる。でもこの声は普段使っている方のテレパシーだ…!)」

少女「(あの声を目指していけば多分たどり着ける……でも間違いなくメビウスさんがいる部屋には今他にもニンゲンがいる。そう考えると今行くのはまずい…)」

少女「(ここは、堪えるのが最も賢い選択だ。時間を置けばいずれ今あの部屋にいるニンゲンが出てくるだろう。作戦を絶対に成功させるには、全てを救いたいなら今は、今は我慢だわたし)」
以下略



876: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/09/27(土) 13:32:26.95 ID:K5CK+kQ+0
竜『ぃたいいいいいとめてくれえええぇぇえ!!』

側近「君が話さない限り機械は作動させておく。ウロコが剥がれそうで剥がれない絶妙な痛みを絶え間なく生み出してくれるだろう。それが嫌なら話すんだ、特に"何故何の変哲もない壁を凝視していた"のかを」

竜『ああああだめだだめだそれだけはいうわけにはいかないぜったいにだめなんだぁぁぁぁ』
以下略



877: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/09/27(土) 13:33:32.07 ID:K5CK+kQ+0
―10分後―

側近「そろそろ話す気になったか? さすがのバケモノの君といえどこのまま続ければいずれ"壊れる"ぞ?」

竜『あっあぁっもうっ、いやだっ、たすけてくれあたまがおか、おかしくなるしにたいしにたいしにたい』
以下略



878: ◆yJ9Y64R876[saga sage]
2014/09/27(土) 13:35:44.85 ID:K5CK+kQ+0
今日はここまで、次回は♪666の裁き


879:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/27(土) 16:35:29.96 ID:ZUtGU7jLO
おつ


880: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/05(日) 19:02:23.26 ID:ZtvFKS2k0
側近「……なるほど、すごいね君。ここまで辿り着けたんだ」

少女「機械を止めてください」

側近「自分でやったら? 制御盤ならそこにあるよ」
以下略



881: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/05(日) 19:03:32.56 ID:ZtvFKS2k0
側近「素晴らしい! 武器どころか一切の衣服も纏わない無力な人間が宣戦布告をした! ならばそれに応えないわけにはいかないだろう!」

少女「先に言っておきますがわたしは死にませんよ」

側近「奇遇だね私もなんだよ。とっくに死の呪縛からは解き放たれている」
以下略



882: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/05(日) 19:04:29.85 ID:ZtvFKS2k0
少女「(胸が焼けるように熱い、そしてなにより痛い痛い痛い)」

側近「例え死を与えられなくとも痛みは与えられる、痛みは恐怖を生み出せる、恐怖は意志を捩じ伏せる。…本当はもう動けるんだろう? なのに君は」

少女「(傷つけられるのがこんなにも痛いだなんて知らなかった、自分で自分を痛めつけるのとは全然違う。他者から与えられる痛みはあまりにも怖すぎる)」ガタガタ
以下略



883: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/05(日) 19:05:52.15 ID:ZtvFKS2k0
ぐちゅんぐりゅぐりゅ

少女「あが…」

側近「…………」パンッ
以下略



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