過去ログ - それいけ!ウェイバー・ベルベット
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25: ◆PH6ED8xEJw[sage saga]
2013/10/06(日) 21:31:13.01 ID:MN4Vuvj30
ーー夜 冬木大橋のアーチ上
ウェイバー「ラァイダァー・・・早くここから降りようーー」
寒さと高さから逃げたくて一刻も早く地面に戻りたかった
いや
高さに関しては連夜のパトロールのほうがよっぽど恐ろしかった
生身のまま闇夜を飛び回った人類はそう多くはないだろう
ただ寒さは身にしみる
川の上で吹きさらしの空間だ
ウェイバーでなくともそう感じたであろう
ライダー「パトロールに疲れたんだね」
そう言いながら顔に手を持って行き
ミシリ
一部分をちぎった
ライダー「これを食べると元気が出るよ」
ウェイバー「前から思っていたんだけど」
ウェイバー「オマエの顔はどうなってるんだ?」
ライダー「お腹を空かせた人たちに食べてもらえるように」
ライダー「アンパンでできてるんだよ」
ウェイバー「・・・嘘だろ?」
腑に落ちないがウェイバーは目の前の事実を優先させた
間違いなくライダーの顔はアンパンでできている
しかしそんな英雄がニッポンには居たのだろうか?
いやそれ以上に
そんな英雄が居たのだろうか?
これに関してもウェイバーは現実を優先させた
パトロール中に救出したフユキの子供は
皆がライダーの『真名』を知っていた
親が子に語り聞かせるほどの英雄譚が
おそらくライダーにはあるのだろう
ウェイバー「ライダーそろそろ帰らないか?」
ウェイバー「もう疲れたよ」
ライダー「う〜ん帰りたいんだけど」
ライダー「今夜はどうしても戦いが起きてしまうから」
ウェイバー「なんだって?」
ライダー「サーヴァントの一人が喧嘩相手を探して移動しているんだ」
ライダー「喧嘩はよくないから始まったら止めないと」
パトロールをしながらもきっちりと聖杯戦争に参加している
むしろなぜそうまでしてパトロールを続けているのだろうか?
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