過去ログ - それいけ!ウェイバー・ベルベット
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37: ◆PH6ED8xEJw[sage saga]
2013/10/09(水) 23:25:58.47 ID:EHpgxkub0
ケイネス「撤退しろランサー」

ケイネス「今宵はここまでだ」

ランサー「・・・御意」

 ランサーは憤った

 この顔が丸い英雄は『騎士道』の価値を理解せず

 あまつさえ己の主を卑怯者と蔑んだ

 しかし

 ランサーは羨んだ

 この空を翔ける英雄は確固たる『信念』

 自身の主人に対する『忠実』と『誠実』の心を持ち

 そして主人から『信頼』を得ている事

 オレがなりたかった騎士の姿そのものではないか?
 
 そんなことを考えながらランサーは姿を消した



セイバー「・・・」

 セイバーは何も言えなかった

 ライダーのあの拳はただの体術だった

 しかし あれほどの力を持ちながら

 その姿勢はあくまでも護り手である

 それに比べて私はどうだ?

 国を護る 民草を護る アイリスフィールを護る

 何一つできなかったではないか

ライダー「それじゃあセイバーさん さようなら」

ライダー「ほらウェイバーくんも」

ウェイバー「ーーー」

ライダー「疲れちゃったんだね」

 ウェイバーを背中に乗せてこの場を飛び去る

アイリスフィール「セイバー 左手は大丈夫?」

セイバー「アイリスフィール 手痛い失態でしたーーー」

 ひとしきり生き延びることができた事を感謝する2人

セイバー「ただ」

セイバー「ライダーに取って私達は敵ですらないのかもしれません」

 苦々しい顔をしたままそう零した

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