過去ログ - P「アイドル屋…?」小鳥「SS速報版・参加型+αです」
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24: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:30:09.30 ID:GNHjqiRRo
それから数十分後、私達の目の前には1人の女性の姿がありました。

身なりに気を使っているのか一般的な洋服ではなく、どちらかといえばフォーマルな感じの小奇麗な服装で、
顔には化粧をしていて、髪も整えたちょっとした美人さんが、どうやら今回の依頼人さんのようです。

以下略



25: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:30:35.24 ID:GNHjqiRRo
金融屋からお金を借りて、借金が膨らみ過ぎて返せなくなり、その分を子供を売って返済に充てる…。
映画なんかでは割とありがちな話ですが、こういう事は意外と現実にもあったようです。
子供をヤクザに取られ、旦那さんとは離婚。二進も三進もいかなくなっていたところ、私達アイドル屋の噂を聞きつけたそうです。

せめて娘にもう一度会いたい。会ってこれまでのことを謝罪したい。だからヤクザから娘を取り戻してほしい、というのがこのお母さんの願いでした。
以下略



26: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:31:01.55 ID:GNHjqiRRo
女性「それは大丈夫です。アイドル屋の皆様のお噂を聞きつけてから、報酬としてお支払できるだけの金額を揃えてきました」

千早「…………」

女性「さすがに今、手元にはございませんが、娘を家に連れて来てくれた際にその場でお支払いいたします」
以下略



27: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:31:38.68 ID:GNHjqiRRo
千早「…わかりました」

そうして沈黙が数秒ほど続いた後、口を開いたのは千早ちゃんでした。

千早「それでは、娘さんの写真とお名前、それから娘さんがいるヤクザの組の場所を教えて下さい」
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28: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:32:07.23 ID:GNHjqiRRo
そうして走ること約30分。私達は目的のヤクザの組があるらしい建物に到着しました!

千早「さて、ここがその目的の場所ね」

春香「うわ〜、広いね〜。それに塀も高いし」
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29: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:32:38.55 ID:GNHjqiRRo
言いながら私達は事務所の塀をよじ登り、こっそり敷地内に侵入を果たします。
入ってみてわかるのは、とにかくこの建物は広い!
765プロのあるビルと比べて、もう何倍あるか分かりません!

春香「こんな中から、どうやってターゲットを見つければいいのかなぁ…」
以下略



30: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:33:04.37 ID:GNHjqiRRo
春香「そういえば千早ちゃん?」

千早「何、春香?」

春香「さっき事務所でさ、どうしてあんな事聞いたの?」
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31: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:33:30.58 ID:GNHjqiRRo
千早「私も詳しくは知らないけれど、借金って、条件次第で踏み倒すことができるらしいのよ」

春香「それって『自己破産』ってやつ?」

千早「そう。まずはそれで借金を帳消しにして、次に『生活保護』かしら」
以下略



32: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:33:56.54 ID:GNHjqiRRo
千早ちゃんが立ち止まり、私を連れて物陰に身を潜めます。
しばらく隠れていると、ヤクザの男の人が2人並んで歩いて行くのが見えました。

「しかし今日は大変だよな」

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33: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:34:22.40 ID:GNHjqiRRo
春香「っと、ここがその」

千早「組長の部屋、かしらね」

春香「意外と簡単に辿り着けたね。待ち伏せとかされてないかなぁ…」
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34: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:34:48.92 ID:GNHjqiRRo
女の子に近づいて、私は写真を手に話しかけました。

春香「柳原恵美、さん?」

恵美「!?」
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