過去ログ - P「アイドル屋…?」小鳥「SS速報版・参加型+αです」
1- 20
64: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:49:47.14 ID:GNHjqiRRo
千早「…はぁ、しょうがないわね」

春香「…!」

千早「報酬が無くなったらあなたの責任よ。ちゃんと埋め合わせはしてもらうから」
以下略



65: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:50:14.73 ID:GNHjqiRRo
銃の発砲音を含め大暴れした音を聞きつけたらしい他のヤクザがやって来るのを受けて、私達はそそくさとその場から脱出しました。

ヤクザの組事務所から出ると、外はもう暗くなっていました。いつの間にか夜になっていたようです。

春香「それで千早ちゃん、これからどうするの?」
以下略



66: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:50:41.18 ID:GNHjqiRRo
夜も更けて今は午後10時を過ぎた頃。良い子のみんなはもう寝る時間です。
こんな時間に私は千早ちゃんと一緒にあるお宅の前にやってきていました。

そう、今回の依頼人である柳原さんのお家です。

以下略



67: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:51:09.46 ID:GNHjqiRRo
春香「…ご安心ください。ちゃんとヤクザ達から取り戻しました」

女性「では、なぜここにいないのですか。私は娘を家に連れてくるようお願いしたはずですよね?」

春香「娘さんを連れてきたら、その時に報酬を頂く…。そういう約束でしたね」
以下略



68: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:52:01.87 ID:GNHjqiRRo
春香「答える代わりに、これを聞いてください」

言いながら私はポケットから小さな機械を取り出します。
それは声を録音し、また再生できる――いわゆるボイスレコーダーでした。

以下略



69: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:52:41.39 ID:GNHjqiRRo
春香「…どうして、ですか」

女性「…………」

春香「どうしてあなたは、自分の娘にそんなひどい事ができるんですか」
以下略



70: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:53:21.49 ID:GNHjqiRRo
女性「口止め料が欲しいならさっさとそう言いなさいよッ! 今はさすがに払えないけど、すぐにでも払ってやるわよッ!」

女性「10万? 20万!? それとも100万!? いくらでも払ってやろうじゃないのよ!」

女性「所詮は金が欲しいだけなんでしょ!? こんな貧乏人から金を巻き上げようとするくらいだものねッ!」
以下略



71: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:53:58.11 ID:GNHjqiRRo
女性「何を急に――」

千早「あなたが多額の借金をしてまで関係を築き上げていったホストの男性は、あなたの理想の男性ですか?」

千早「自分の娘や夫をないがしろにしても構わないほどに、その人は素晴らしい人ですか?」
以下略



72: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:54:26.26 ID:GNHjqiRRo
『柳原さん? ああ、あのオバサンね』

『…そうだなぁ。正直、もう勘弁してほしいかな』

『俺って、いわゆるホストじゃん? という事はさ…まああんたに向かって言うのも変な話だけど』
以下略



73: ◆wFqAHsTBRM[saga]
2013/09/30(月) 02:54:52.97 ID:GNHjqiRRo
ホストの声が流れるこのボイスレコーダーは、小鳥さんが貸してくれた物です。

ヤクザの組事務所から抜け出した後、千早ちゃんは小鳥さんにあるお願いをしていました。
1つは「裏の情報網を使って柳原夫人の借金の理由と、借金した金融屋を突き止める事」、
そしてもう1つは「柳原夫人がご執心のホストから、夫人に関する発言を録音する事」。
以下略



114Res/70.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice